エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ミソハギ

2014年09月07日 | ポエム
もう大分前から咲いている。
ミソハギについて語ろう。



花言葉は・・・。
「切ないほどの愛」「慈悲」「意思の固さ」「愛の悲しみ」「悲哀」「純愛」である。



この色合いが好きだ。
ピンクなのだけれど、密やかだ。

漢字では「禊萩」と書く。
みそぎの萩なのだ。

古くから仏事に利用され、田んぼや畦に植えられてきて、ボンバナ(盆花)やショウリョウバナ(精霊花)とも呼ばれる紅紫色の6弁花である。







「ミソハギの甘き色合い風に揺れ」







今日は帰宅するのだけれど、湯河原は鄙びてしまった。
その鄙びた雰囲気がとても良い。

温泉地としての老舗、或いは矜持が漂う街である。
潮の香の、淡さが良い。

潮騒が、地響きの中に畳みこまれている湯河原である。




      荒 野人