沢桔梗である。
水辺に咲く、小紫の可憐な花。
一本の細い茎に、花序を下から開く。
誰もが一度は目にしている花だ。

花言葉は・・・。
「高貴」「特異な才能」「繊細」「敵意」である。

この花のそばには、ガマノホワタが風を従える。
周りの植物が風の吹くままに揺れるのに・・・
ガマノホワタは、ゆっくりと抗うかの如く揺れるのだ。

「沢桔梗だれ隔てなく風の吹く」

もう、そろそろ花が終わる。
風はすっかり立った。
ぼくは、生きている。
都会の風だろうが、山麓の風だろうが、風は誰の上にも吹く。
問題は、その風が何を運ぶかだ。
ぼくの上に吹く風は、詩心であって欲しい。
そうそう、沢桔梗は毒のある植物である。
綺麗な花には毒がある・・・。
それは本当だ。
荒 野人
水辺に咲く、小紫の可憐な花。
一本の細い茎に、花序を下から開く。
誰もが一度は目にしている花だ。

花言葉は・・・。
「高貴」「特異な才能」「繊細」「敵意」である。

この花のそばには、ガマノホワタが風を従える。
周りの植物が風の吹くままに揺れるのに・・・
ガマノホワタは、ゆっくりと抗うかの如く揺れるのだ。

「沢桔梗だれ隔てなく風の吹く」

もう、そろそろ花が終わる。
風はすっかり立った。
ぼくは、生きている。
都会の風だろうが、山麓の風だろうが、風は誰の上にも吹く。
問題は、その風が何を運ぶかだ。
ぼくの上に吹く風は、詩心であって欲しい。
そうそう、沢桔梗は毒のある植物である。
綺麗な花には毒がある・・・。
それは本当だ。
荒 野人