エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

桔梗咲く

2014年09月11日 | ポエム
我が家の桔梗が開いた。
白花であった。



紫だと思っていたので、少しがっかりしたのだが・・・。
それでも季節を運んで来てくれたのだから、嬉しい開花である。

パネルの色を変えて、撮影してみた。







「きちかうの由々しき自体白き花」







どの色合いが合っているだろうか?
桔梗は「きちかう」とも「ききょう」とも読む。

五七五で詠う時に、都合のよい詠みあるいは語呂も良い詠み、どちらでも可能である。
俳句って、自分勝手な部分があるのだ。
つづめたり、長めに発音したりする。



従って、どの色合いが良いかなどは自分の感性で判断する。
それが俳句の良いところである。

歳時記の季節分類なども、自分の感性が優先されて然るべきである。
俳句の発展のためには、がんじがらめの古い感性や季節感は馴染まないのである。



       荒 野人