エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋の積乱雲

2014年09月15日 | ポエム
秋・・・。
雲の峰が湧きたち、夜に入ってから雷の後に驟雨があった。



ここ二日間、比較的過ごしやすい湿度だ。
肌合いはサラッとしている。

朝寝の快適な事・・・。
昼寝の健やかな事・・・。
午後寝の不謹慎なほど爽やかな事・・・。

要するに、24時間過ごし易いのである。







「秋の雲猛々しくも地から湧く」







雲の峰である。
重厚で、侵し難い領域が広がっているのだ。

秋・・・雲の峰の見頃である。
秋・・・誰でもが詩人になれる季節。
秋・・・時間は静かに移行していく。
秋・・・風が生まれる時が見えるのだ。



夕方、光芒が空を覆った。
ダ・ヴィンチが筆の先を刺したようである。



       荒 野人