白木蓮がいつの間にか満開である。
そろそろ紫木蓮が咲き始める。
木蓮の午睡
日差しは暖かいのだが
風の冷たい午後
木蓮は花を風になぶられながら
静かなまどろみにあった
ぼくは
あなたのことを思いながら
大幅で歩き続け
汗を掻いたのだった
木蓮は午睡に入って
静かな時間を枝々に蓄えつつ
白さを増していく
その蓄積された静かな時間は
緩やかに束ねられた
遥かな空に投擲されるために
木蓮は投擲され
地上に戻ることもなく
遥かな空に散華する木蓮の静かな時間を湛えた春
である
木蓮・・・きみは気だるいのだろうか。
それとも春の午睡は緩やかな時間の沈殿なのだろうか。
新しい葉脈をきみは際立たせる。
その役割だけでも、きみは素晴らしい。
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荒野人
そろそろ紫木蓮が咲き始める。
木蓮の午睡
日差しは暖かいのだが
風の冷たい午後
木蓮は花を風になぶられながら
静かなまどろみにあった
ぼくは
あなたのことを思いながら
大幅で歩き続け
汗を掻いたのだった
木蓮は午睡に入って
静かな時間を枝々に蓄えつつ
白さを増していく
その蓄積された静かな時間は
緩やかに束ねられた
遥かな空に投擲されるために
木蓮は投擲され
地上に戻ることもなく
遥かな空に散華する木蓮の静かな時間を湛えた春
である
木蓮・・・きみは気だるいのだろうか。
それとも春の午睡は緩やかな時間の沈殿なのだろうか。
新しい葉脈をきみは際立たせる。
その役割だけでも、きみは素晴らしい。
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