365日怪獣と夏休み

怪獣兄弟に年離れたチビ。そして、怪獣つかいにして、沖縄好きの母えりりん、そして、ハイエース徘徊パパりんのお話。

あの日から1年

2012-03-12 22:01:30 | 怪獣母確率70%
あの日から1年
と言えば
普通の感覚だと
「東日本大震災」のことだなあ…と
思うことでしょう。

昨日(11日)のレースの前にも
黙とう。
そして、レース後の14時46分にも
静かに黙とう。

でも
日常の生活の中で、
少しずつ、あんなに悲惨な出来事も
いまだに、元の生活に戻らないたくさんの人たちの存在も
正直な話
ずっとずっと考えているわけではなかった。
そりゃ、放射能の内部被ばくの怖さは
ちょっとした瞬間にも
考えることはある。
買い物の売り場だったり
安い外食を食べたり
そんなときには
「ああ、あの大地震さえなければ」と。

それでも
なんとか難を避けながら
食べなきゃ生きていけないし
外食に頼ることもある。
仕事の事も考えなきゃいけないし
おなかのちびの事も考えなきゃならない。
スキーの事だって我が家には大きなことだ。

薄情な人間に思われるかもしれないけれど
ほかの人たちはもっともっと
真剣に考えてるかもしれないけれど
自分自身は
「毎日、四六時中、震災のことを思っているわけではない」
というのが正直なところ。

こんなに、普段すっかり薄れてるのに
こんなときだけ黙とうするとか
なんだか「エセ」っぽくて嫌な感じな自分だなあ…とも
思いつつ
でも、黙とうした方がいいよなあ・・・と思ったんだから
無理につっぱることもないでしょ。



自分自身に起こった事故も
少なからず
日本で起きたこの大災害に対し
結局は他人事としてとらえてしまっている一因。

そう。スキーのGSレース中にコースアウト
立木にわき腹~まきつくようにスライディングタックル
直径30センチはあろう力強い木のおかげで
滑落は免れたけれど
肋骨6本と骨盤骨折
2011年3月12日のレースのことでしたな。

肋骨はやったな・・・という自覚はあったけど
そして、全く左足が動かない事も事故直後から自覚していたけれど
まさか
こんなに長期間の療養を要する怪我になるとは
思ってもいなかった。
実際にレントゲンみたドクターも
「今日、一応入院する??」って聞いてきたくらいだもん。

結局は

普段お世話になっているたくさんの人たちにも大迷惑かけちゃったし
家族やチームの仲間にも本当に
心配掛けてしまったんだよね。

痛みどめの坐薬で低体温になったり
震えが止まらなかったり
夜中の余震に恐怖して何度も起きたりした入院中
TVから延々と流れる「ぽぽぽぽーん」と乳がんのACのCM
番組はすべて震災の報道。
怪我当日はまだ携帯電話はまったくつながらない状態だった。
どうしたら、みんなに連絡できるのか・・・・

自分自身が本当に非常事態だった。
病院食の牛乳が紙パックからマグカップに変わったのは
入院から2週間くらいたってからだったろうか。
すぐに職場の心配。

製紙工場だかが被災したからって
職場の栄養士さんから聞いた。
もし職場だったら
ほんとうに給食事情は一大事だったに違いない。

自分の怪我入院生活と
震災がリンクしているので
本当にTVの中の悲惨さと
あまりに穏やかな病棟生活
自分も痛みや、体の不自由さで苦戦はしていたっけ。

でも
夏にはルスツまで80キロ峠越え自転車ツーリングも出来たし
たくさん怪獣たちと陸上トレーニングもできた。
そして何より
秋には絶対にもう無理だと思っていた第3子を懐妊
驚くよね~

震災に骨折に懐妊
なんとなく関係無いようでいて
ちょっとずつ関係がある。

震災の翌日にレースになんか出るからだ…とも言われたし
放射能に気をつけながらの妊娠生活
怪我で改めて考えさせられた家族とのつながり
入院でゆっくりできた事で、懐妊出来る体作りにもつながった。(かも)

まあ、あとは
アレだ
出産のときに骨盤骨折の影響がどこまで出るか…
ぎりぎりでだめそうだったら
切腹(帝王切開)でいいんじゃない??という感覚だけれど
我が家の怪獣が3500gを下回って出産されるとは想像できないそうだ。
先週1400gだったからねえ。2.5倍になるかああ?????^_^;

ということで
あの日から1年

鎮魂の日であったり
大怪我1周年であったりもしますが
こんな感じで1年後過ごしております。

ちなみに
昨日のレースで、
急斜面アイスバーン転倒により
怪獣兄の脊椎パッドが割れたり(兄は全然平気。脊椎パッドが身代わりになった!!)
パパりんの腰に飛びだしスキーヤーがぶつかってくるクラッシュ事故があったり
もう、ちょっと
どっきりしすぎる
あの日から1年であります…。

コメント
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