若さゆえのあやまちそのまま

「冒険王・横尾忠則展」に行って来ました。
横尾忠則さんの油絵って高校の学園祭で展示されていそうな絵だなと思ってしまいます。もちろん本当にあったらダントツ目をひくでしょうが。何でしょう。モチーフというか、素材というか、興味の対象というか、塗り方というか(最近の人で言うと五月女ケイ子さんのイラストみたいな)。グラフィックやコラージュはプロっぽいと思うのですが(プロですっ!)。
ルソーの「女の肖像」のパロディが気に入りました。後ろに遠景で滝が見えているのですが、そこに小さく争う2人のシルエットが。タイトルは「ホームズ『最後の事件』ライヘンバッハ滝の決闘」。
幼児の無意識と小学生の興味と高校生の欲望をないまぜにしたような。
でも、油絵ってグラフィックの後に始めているんですよね。社会人から高校生にもどったのか。最近のも高校生。いつまで高校生続けているんですか？すごいエネルギーだなと思います。