気ままに暮らしたい

はぐれうさぎ「忘れられ令嬢は気ままに暮らしたい 1」読了。
ラビウス侯爵家の令嬢フェリシアは、父親の再婚に伴って7歳にして辺境の屋敷に住むことに。屋敷は町から離れた森の中。引っ越して手伝ってくれた従者達が帰った後、代わりの従者が来ない。冒険者ギルドを通じて侯爵家に問い合わせたところ、「もう面倒は見ないので、後は勝手に生きろ」と。しょうがないのでフェリシアは一人で生活することに。残ったお金で馬を買い裏の薬草園を管理し。
割とサクサクと話が進むのが多いのに、これは展開が丁寧です。フェリシアは一つ一つ確かめながら次に何をするか考えています。町に行く回数を減らすために自給自足するための方法とか、魔法を上達させるための方法とか。近所の森探索も少しずつ範囲を広げているし。払い下げの軍馬に薬草を食べさせたために馬が魔物化したり問題も起こりますが、別に暴れるわけでもなく普通に過ごしています。でも魔物の大発生が起きているようなので次回からは大変かもしれませんが。熊と戦っているオオカミを助けたのでこちらも従魔契約を結んだり。ことは大きくなっているのにフェリシアは割合のんびり生きています。羨ましい(何が？)。