冬の魚たち
1月に遡って、今年の冬の魚を振り返ってみる。
天候不良で、例年に比べて「捕獲」した魚の種類が少なかったように思うが、
それでも、こんな顔ぶれに出会うことが出来た。
初登場は鱈。なんと言っても魚篇に雪ですから。
真冬の鱈は、値打ちは白子だが、どうもこれは苦手。
何しろボリュームが多すぎて食べきれないから。
その点、メスは加工の仕様があるからメスを選ぶ。
しかしその卵は、巨大だ。一腹でゆうに1.5kgはある。
そぼろ風に煮つけて、瓶詰めにした。
寒サバ。小振りだったが、<寒>と頭にふれる魚は美味い!!
定番はしめ鯖。味噌煮も美味いし、塩焼きにしても、干物にしてもよい。
冬から春にかけてマスが美味い。
和風にも洋風にも、使い道があるから大好きな魚だ。
粕漬けにすれば、2-3週間は食べられるから、上物があれば必ず捕獲する。
カレイの王様、ナメタガレイ。
胸元から、しりの方まで巨大な卵が素晴らしい。
魚卵はだいたい美味しいが、ナメタの卵は特に美味しいと思う。
ホウボウの刺身がこれほど美味いとは知らなかった。
第一級の刺身だと思う。 洋風の調理をしたくなる色と姿だ。
ブリ!!。2月も半ばとなれば寒ブリとは言えないが、冬の魚の王者だ。
9.3kgの魚をさばくのは、最大級だ。
こうして魚を眺めていると、”魚っ食い”は、狩猟民族だなあと思う。
狙っても行くが、出会えば仕留める。そして食べ尽くす。
なくなったら、また狩りにに行く。市場は漁場だ。
獲物がなければ、その週は魚をたべないで過ごす。
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