AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

面白いと感じる趣向

2018-04-06 16:44:00 | ドラム
しかし、最近のハイハット入手の高さよ(笑)。

今の状態で言えば、長く使っていけて表現が使い方次第で変わるシンバルが好み。
まァ、そうなるとハイハットとなるわな。

ライドも表現としては相当するシンバルだが、サイズの問題もあり、こちらはそうそう手を出さないし、それなりにモノを選んでという傾向が強くなる。

以前だったら、チャイナが多かった。
こーいう歪みの強いアクセント重視型シンバルは、鳴りがドラムの中で邪魔をする確率が低く、だからこそある意味手元に幾つかあっても買い損した気分にはならなかったりする。

まァ、試してみたいチャイナや、クラッシュも今でもありはするんだが(もっと言えばドラム以外の機材)、そこも使う機会及び金銭面の問題が浮上。今はハイハット。

そこで入手したのが以下2つ。



(上)MEINL MB20 14 Soundwave Heavy Hats。
(下)PAISTE RUDE 14 Wild Hats。

いずれも、現在廃盤となったハイハット。

MB20は現在、BYZANCE BLLIRIANT として名前を変更して発売されているが、上記ハイハットはモデルとしても廃盤。
時機を見ていつかはこのシリーズを使ってみたいと思っていたんだが、まさか転がり込んでくるとは思わなかったので、ちょっとしたはずみで買ってしまった(笑)。


MB20は響きとしては低めでありながらクリアで、耳に痛くない高域の荒々しい粒子がまとわりつく様な倍音が特徴的なシリーズで、当時このシリーズとして最重量級だったこのハイハットは、ボトムのエッヂに波を打たせる形状を持つことで、クローズ時にも太い鳴りを獲得。
ギラッとしながらも過剰な主張をしない、力強い丸みのある鳴りが、バンドアンサンブルの中で心地よく響いてくれる。
ドラムだけでその音を聴いても存在感がそれなりにあるが、バンドなどの更に重奏の高い状況下で使うと、その存在がどれだけのものかが解るのも、このハイハットの特徴かも。


RUDEはある意味ロックシンバルの先駆けとして、その外観でも30年以上前に一躍有名になった、PAISTE随一のエネルギッシュな鳴りを持たせたシリーズ。
現行で出ているハイハットに更にランダムなハンマリングを加え、重量級のボトムと合わせた、当時シリーズとしては最重量級にあたるハイハット。

元々音域的に高音を軸に極力倍音を抑えた、ドライ且つクリアな一音が特徴となるシリーズであり、このハイハットはより粒の太さを実感させられる響きを押し出し、オープン/クローズ時での反応の鋭さに秀でている。
その音域特性の為に音がデカイと思われがちなシンバルだが、実際はどんな演奏の中に於いても響き渡る独特の鳴りをしている為であり、だからこそ自らの力量も問われるシリーズだと言える。


オレ個人としては、RUDEのこのWild Hatsはかなり使いやすい鳴りと感じた。
但し、現状ではメインで使う事はないし、まだこのハイハットの本領がどこまで発揮できるのか不明なので、暫くは練習の中で使っていく事になる。

逆にMB20の方は、今後MEINL中心にシンバルをセットする場合に於いて使用する頻度が高くなりそうだ。
何かもう一つMEINLでハイハット(それもブリリアント系)を購入しようかと考えていたので丁度良いものを手に入れた。

そうそう、PAISTE 900でのハイハットを実際に鳴らしてみる機会があったんだが、やはりこのシリーズはHeavyモデルを使った方が良いと感じた。恐らくハイハットを入手する事は無いだろうが。

ただ、チャイナは試してみたいところだ。
機会を伺うか(笑)。