AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

疲労

2018-04-28 00:45:00 | ドラム
先週の出来事として、現在スタジオに預けているスネアのパーツが練習中に破損という事態に見舞われた。
ワンピースラグで、こんな感じで真ん中からキレイに割れた。


まァ、
このスネア、買ってから20年経つ代物(当時は新品購入)で、確かに何か所かこれまでパーツ変更した事はあるが、いい加減傷みどころが出てきてもおかしくはない年月に差し掛かっている。

年代考えりゃ、もうヴィンテージと言って良い部類。
しかも、この数年は容赦なくブッ叩きまくっていて、丁寧もクソもあったモンじゃねェ愛し方をしていたからな(笑)。
疲労が来たんだよ。つまるところ。

幸い、このスネアのパーツは代替品でまだ供給可能なので、今後の事を考えて今のうちにラグの数分だけを確保しておく必要がある。
今回はかなり前に購入して置いた分が一つあったのでソレで免れたが、正直なところそう遠くないうちに、他のラグも同じような事態になるのは確信持って言える。
その症状の兆候が見えているからね。

ま、一応現状でやっていけるところまではやってみようと思う。
今度他の箇所でまた破損が出たら、一旦使用するのは控えよう。
実際、コイツのパーツを交換復旧させるのって、かなり手間。
本腰入れないと、面倒くせェ作業なんだよ(苦笑)。
工具もそれなりの物が必要となるし。


で、
まァ復旧させるついでに、ヘッドも打面はこの際違うものに交換しようと思い立って、コイツを購入した。


AQUARIANのTriple Thread。
1プライ7milという厚さのフィルムを、3枚重ねているという、世界でも類を見ない3プライヘッド。

ぶっちゃけ言って、バカヘッドの一つである(笑)。
これまで装着していたEVANSのHybrid Snareも、耐久性で言えば超がつくほどバカ強い仕様のヘッドであるんだが、このAQUARIANもある意味そう。
ヘッド単体で触ってみると、その硬さが実感できる。張力に余裕が見えない。アホか、と(笑)。


一先ず復旧させて今日スタジオで叩いてみたが、思っていた以上に反応は良い。
3プライ仕様という点に惑わされそうだが、1プライがそもそもにして薄いってのがあるんで、サスティーンは当然短いが、詰まるっていう感触は薄い。
そして、3プライという構造が故に、厚みを感じさせる響きが得られるという音鳴りで、簡単に言えば高耐久性ヘッドとしての良い部分を引き出している。

音域としては意外と高域も主張してくれるので、テンションを高めにするとそれなりにカンカンした鳴りも得られる。
ともすれば音が細くなりそうだが、実際そうでもない。
深胴、特に金属スネアでハードヒットすると、とても気持ち良く鳴ってくれるモデル。

今、ヘッドに関しても、個人的にそそられるようなものが無い。
当初、これから発売されるREMOのColor ToneのPower Stroke77でも使おうかとおもったが、あんまり魅力にも感じないんだよな。
今回のTriple Threadくらいだよ、現状使ってみたいと思わせる面白いヘッドは。

今後、ヘッド選ぶとしたらどうするかな。
EVANSで新しいのが出りゃ試してみたいが、そうでなけりゃ、AQUARIANかな、今は。