キャベツ畑に囲まれた都内辺境の地で隠遁生活をしてる師範ですが、たまに里(池袋)に降りて、買い出しをします。
今日は休日の勢いで、本を14000円分も買ってしまいました。
「げげっ、そんな大金を?」と思うかもしれませんが、まあ聞いてください。
それは陶芸の修業時代のことです。
ぼくはタバコを吸うことにすることにしました。
妙な言い回しと思われるかもしれませんが、吸うことにする、ことにしたのです。
つまり、タバコを吸った経験もないぼくが、タバコを吸いはじめることにして、いきなり禁煙することにしたのです。
そして禁煙したタバコ代を、すべて貯金にまわすことにしました。
するとたまるわたまるわ、たちまち巨万の富を築くことができました。
そのたまったお金でぼくは毎月、本を買うことにしたのです。
こうして書棚が陶芸書で埋まっていきました。
今も、禁煙でたまった貯金は森魚コレクションを充実させ、工房文庫を実のあるものにしてくれています。
ふた月もタバコをがまんすれば、本を14000円分買ったところで、帰りに一杯飲めるくらいのおつりがくるのです。
こんなお手軽な財テク(死後?)が他にあるでしょうか?
ほんとにすばらしいです、タバコ。
ありがとう、タバコ。
さんきゅー、JT。
フォーエヴァー、禁煙。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園