(旧)東京で陶芸体験!陶芸教室/森魚工房(練馬区大泉学園)

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チラシ配り

2006-08-31 21:06:55 | Weblog
自分にいちばん合ってる職は「チラシ配り」なんじゃないかと思うときがある。
この天使のようなとろける笑顔、張りがあるのにあたたかく響く声、シンプルだけどひとの耳を引きつける文言、そして洞察力、反射神経・・・
自分ほどチラシ配りのうまい人間はいない、と思えてしまう。
つわけで、今日も駅前でチラシ配りをしてきた。
ちょっと楽しく、ちょっと哀しいチラシ配り。
だけどオレはけっこう好き。
末ながいおつきあいのファーストタッチがそこにあるのだから。
チラシは自分でつくった。
どんな優れたチラシも、まずは見てもらわなければ意味がない。
だから一生懸命考えたよ。
声で手元のチラシに視線を誘導し、一瞥して内容を感知させるために画面構成のメリハリに工夫。
視点がそこに落ちればこっちのもの。
プロ時代につちかった四コママンガで感情を移入させ、さらにたたみかけるようにわかりやすいシステム説明で概要を把握させる。
体験コース半額のもぎりで、チラシを受け取った人物の脳裏にはすでに陶芸という名の桃源郷がちらつくという仕掛け。
完璧な作戦だ。
・・・のはずなんだけどな。
チラシ受け取ってくれたひと、遠慮なく遊びにきてね。
それにしても、チラシ配りに難敵の携帯とi-podのなんという普及率よ。
みんな、ちゃんと受け取ってくれーい。

殺意・2

2006-08-30 19:03:30 | Weblog
最近、お手軽にひとを殺しすぎじゃないだろうか?
ちょっとした行き違いで、ちょっとむかついただけで、ちょっとじゃまだから、ってだけでさっそく殺しちゃう。
短絡せず、意見し、口げんかをし、取っ組み合いをし、そのあげくに、ってんならまだわからないでもないけど。
つまりちゃっちゃと結論だけを求めるために、過程をはしょりすぎてる。
通るべきプロセスをへて、もうどうにも進退極まって、殺したくて殺したくてしょうがないところまで憎しんで、それで殺すべきだと思う。(もしするとすればね)
それが作法でしょ。
大変なことをしでかしといてから「大変なことをしてしまった」って、あのねきみ、ちゃんともの考えて生きてる?
ジャン・バルジャンがなぜあれほど愛されるかっつーと、手を汚してしまったその動機にきちんとした説得力があるからであって、やっぱり禁を侵すなら侵すでも周囲を納得させる素材が欲しい。
でなきゃ、ただの独善家だよ。
「オレにとって邪魔」とか「オレにとってうざい」とか理由が内向きすぎて、相手の側からの視点が決定的に欠如してる。
おとなになれ。
・・・と、子供の犯罪を見てアメリカ合衆国を思う今日この頃。

セミ

2006-08-29 12:35:47 | Weblog
夏休みの終わりの最後の残暑。
セミがゆく夏を惜しんで絶叫してます。
気分をかきむしられるようなあの騒々しい声も、この季節にはなんだかはかなげに聞こえます。
思えば何年も土の中でガマンして、出てきてみればこの暑さだもんね。
肺腑が空っぽになるまで叫びたくなる気持ちもわからないではありません。
「あぢーあぢー」
いや、あるいはそれは人間の勝手な思い込みで、彼らは自由を高らかに歌い上げてるのかも。
「じゆーじゆー」
それにしても都会の夜の明るさに、彼らはオールナイトで叫び続けてます。
ちょっと病的に思えたり。
そしてそれはセミが病んでるのでなく、ぼくらの街が病んでるのでした。
都会の居心地のよさ、はかない。

ジーンズ

2006-08-28 16:16:54 | Weblog
ジーンズを何年かぶりに買った。
高校時代からサイズあんまり変わんないんで何年もずっと数着をはき古してたんだけど、さすがに生地がもろくなってきて、なんとか古墳の壁画みたいに空気に触れるだけでもろく裂けちゃう、みたいな状態になってきた。
ダメージ入れるにも限度がある、って感じのズタズタの様相を呈してきたんで、これを機会に新しいものを買い求めることにしたのだった。
はじめて腰ではくローライズ気味のやつにしてみた。(つか、ジーンズ売り場の最初のコーナーの最初に目に触れたやつにしたらそれだったのだ)
不安だね、これ。
落っこちそう。
ウエスト部分を腰骨にきちんと引っ掛けてないとすぽっと脱げちゃって公然わいせつ気味の姿になってしまうので、自然、上のイラストに描いたみたいな「ええかっこしい」のポーズになる。
やっぱベルトも買わなきゃダメかな。(あたりまえか)
ちなみにベルトは、高校時代の学ラン以来使ってない。
普段はシンプルに過ごしてる師範なのだった。

ひかりよ

2006-08-27 18:10:40 | Weblog
かまを焚いてる間は、家中の灯りがまたたきます。
トイレなんか顕著ね。
ほんの少しくらくなって、またぱっと明るくなって、それを5秒間隔くらいで。
かまがウンウンうなってる気がして、がんばれ、と思いつつ、こっちも力むわけです(失礼)。
それにしてもものすごい電力を使ってるもんです。
ま、土を石にしようって錬金術のマネごとしてるんだから、当然とてつもないカロリーがかかります。
家中の電力が瞬時細るほどなんだから、たいしたものです。
だけど不思議とCDなんか聴いてても平気ですね。
クイック、スロー、クイック、スロー・・・なんて具合にはなりません。
ろくろも大丈夫です。
それこそクイック、スロー、クイック、スロー・・・になったら、妙なものができちゃう。
だけどそれもかえって面白そうか、などとも思ってみたりして。

殺意

2006-08-26 19:47:45 | Weblog
殺したいほど憎いやつがいる。
毎年この時期になると、殺意がめらめらと心の奥底でくすぶりだす。
やつはいつも急所を狙ってくる。
その遠慮のなさがきらいだ。
いちばんかゆい場所を見透かしては刺してくる。
その攻撃を察知した瞬間にすぐさま反撃に転じるのだが、すばしっこい相手にオレの手の平は空を切るばかりだ。
オレは殺戮に心を奪われる。
そんな自分がいやだ。
敵はこちらから血液をくすね、まあそこまではオレも太っ腹な人間なので許せるのだが、どういうわけかかゆくなる物質を注入して去っていく。
その点が許せない。
おいしいごちそうをちょうだいしておきながら悪意の置き土産とは、まったく盗人猛々しいというものだ。
蚊どもよ、も少しかしこく進化せよ。
刺して人間にかゆい思いをさせるよりも、気持ちいい思いをさせる物質を開発すべきだ。
であれば、人間は心ゆくまでお前たちに肌を刺させるであろう。
でなくば、殺戮はいつまでも続くであろう。

治癒方

2006-08-25 17:32:54 | Weblog
そのひととなかよしでいたいがために言うべきことを言わない、ということができない性分です。
だから年中、誰かとどこかでぶつかってます。
だってやなもんはやなんだもん。
つか、そのひとを思えばこそ言ってしまう。
骨折した場所は、むしろ折れてない部位よりも強固なのだ。
折れても、切れても、ズタズタになっても、それはより強く結びつくための過程なのだった。
だけど同時に、修行が足りないのかな?ともかえりみてみたり。
そういう問題に無頓着でいられるひとってすごい精神力だなー、と思います。
ぼくにはその手の看過は無理。
やはり未熟のなせる業か。

陶工房・42号

2006-08-23 17:57:08 | Weblog
ずうずうしく告知です。
陶芸教室/森魚工房師範・杉山佳隆は、実はもの書き業もやっておりまして、大人気の陶芸誌「陶工房」にマンガ付きコラム「ロックン・オン-ろくろ名人への道」を連載しております。
季刊の雑誌ですが、その第42号が現在書店の店頭に並んでおります、たぶん。
興味のある方はどうぞごらん下さい。
編集部方針として、本当に陶芸を愛する方だけに読んでいただきたいために部数をしぼって発行しております。(←うそです、少なすぎる部数の理由についてはご想像におまかせします)
行きつけの書店に見当たらない場合は、大都会の巨大ブックストアーまで走るか、書店カウンターにてご注文をお願いします。
なお「どうしても読みたいけどお金がない」という方には、工房のほうに一冊立ち読み自由のものがございます。
どうぞお立ち寄りください。

あぢー

2006-08-22 19:10:52 | Weblog
暑いねー。
こんなセリフはもう耳にタコができるくらいに聞き飽きてるだろうけど、暑いものは暑いのだ。
日本は本当に熱帯気候帯に飲み込まれてしまったのだろうか?
コンクリートの熱帯雨林ってわけだ。
降る雨はもう夕立なんかじゃなくスコールだし、夏の半ばまで長引く梅雨はすでに雨期と呼ぶほうがふさわしい。
以前は山岳地帯で形づくられた入道雲が数時間かけて移動して東京にやってきたので、夕立は夕刻と決まってたらしい。
だけど今じゃ東京上空にフツーに積乱雲がもこもこ湧いてしまうので、どの時間帯にも急激な雷雨がくる。
しまいにゃ東京湾内で台風が発生したりして。
宝石のようなインコが群れ飛んでたり、ハイビスカスやブーゲンビリアなんて南国の花が東京でも冬を越せる、どこか狂った今日この頃。
だったらいっそ、東京はトロピカル宣言をしましょう。
そして、町なかをはだか同然の格好で歩いてもよくなったり、真っ昼間からビール飲んで過ごしても白い目で見られなくなったり、一日中木陰で踊ってても叱られなかったり、そんなバカバカしい首都になるといいな。
・・・あ、だけどそれは今の東京か・・・

ムギのちから

2006-08-21 18:46:04 | Weblog
発砲酒や第三のビール(雑酒っつーの?)ってのは安いからウケてるってのもあるけど、どうもそんな消極的支持だけじゃなく、おいしいからって理由もあるみたいですね。
つまり現代人の口に合うらしい。
見くびってました。
麦芽だけでつくったビールがあんまり苦すぎるってんで、ちょっと軽めでスカスカ入る薄味ビール、つまりドライや発泡酒、その他雑酒が売れてるようです。
ウイスキーも、昔はキで飲むのが普通でした(西部時代~ハードボイルドな時代)。
だけどそれが舌に辛すぎる人間が増え、水や氷で割って飲むようになり、逆説的にいろいろ味が検討されて水割りやロックにするとおいしいウイスキーが開発されてきたんでしょう。
だったらビールも、水割りで飲めるものを開発したらいいのに、と思いますね。
考えてみれば安いと思われてる発泡酒も、あの薄味だからあの値段、と考えればお得感は相殺されてしまいます。
キで飲んでも、水で割ってもうまいビール、そういうものが世に出てきたら・・・
なこと考えつつ、反対に苦みの強いビールが好きなオレは思うのです。
「薄いビールもいいけど、200%程度に濃縮したものすごく苦いビールをつくってくれても面白いんじゃないの?」と。
・・・売れないかな?