(旧)東京で陶芸体験!陶芸教室/森魚工房(練馬区大泉学園)

↓こちらに引っ越しました。
https://blog.goo.ne.jp/forestfishfactory

男たちの番か

2021-02-28 08:27:56 | Weblog


図らずも男祭りとなった土曜日・・・
むさ苦しい・・・
色が暗い・・・
女の子、恋しい・・・


が、男どもの制作意欲はすごい!
ろくろ組は、挽いて削って、この生産能力。
遠慮なし、おかまいなし、やりたい放題、好き放題の暴れっぷり。


ところで、週末ろくろ修行中の杉山シャチョーが、コロナワクチンの移送に一枚噛んでることが、NHKニュースで判明。
なかなかテレビ映りもいい(取材オファー殺到で、テレビ慣れしてきてる・・・)。


世界平和のため、人類存続のため、がんばってちょうだい。
ついでに、今日のろくろもがんばって。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

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線ぞうがん

2021-02-27 08:48:55 | Weblog


撥水剤で広い面をぬり、針先で引っ掻くと、傷ついた部分(針で引いた線)だけ水を吸いますよね。
そこにゴスを埋めていくことで、細密な絵が描けます。
その名も「撥水かき落とし=線ぞうがん」という技法をお試し中なのは、いわぶちさん。


なっちゃんも夢中です。
日がな一日、模様を彫り込みつづけてます。


荒々しい天才かと思いきや、こんなに執念深い子だったのですね・・・
話しかけられません・・・


こんな感じ。


さらに・・・


さらに・・・


そして、ついにきました。
これまでストレスをすべて吹き飛ばす、カタルシスの時間が。


ああ・・・溜飲が下がる・・・
すすすう・・・と傷口にゴスが染み込んでいく、この心地・・・
こちら、鮮やかな海碧ゴスです。


これは渋めの京ゴス。
ふむー、気持ちよい・・・
つか、模様、気持ちわるい・・・


ところで、赤いゴスも手に入れました。
調合の名手、梶田絵具店さんの手によるもの。


しはんの作品で試し中です。
興味のあるひとは、よかったら使ってみてね。

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想いを詰め込んで

2021-02-26 08:19:40 | Weblog


佐藤(直)さんが、大物の制作に取り掛かりました。
「新潟の二人展 in ギャラリー・プルシアンブルーさん」が近いのです。


これは・・・新潟の田舎のあれでしょうね。


ギャラリーにきてくれるひとは、きっとこれを見て、雪深いあの地に思いを馳せることでしょう。


細部までつくり込み。
幼い日の記憶を頼りに・・・(たぶん)


何日かがかりの大仕事です。
だけどそれも、あとちょっと・・・


完成したようですよ。
うむー・・・重厚感。
リアルなディテールもすごい。


玄関。
直子少女は、お掃除を怠りません。


手押し車に、背負子、ハシゴ・・・


焚き木に、軒下には大根を吊るして・・・


思わず記念撮影です。
想いがいっぱい詰まった生家を、ギャラリーでお披露目できる日が楽しみです。

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還元窯、全段

2021-02-25 07:58:27 | Weblog


一年ぶりのお待ちかねでした。
還元焼成の窯が開きましたよ。
なかなかの焼け具合いのようです。


上の方から、すべての棚を公開。
いつも焼いてる「酸化焼成」とはまったく趣を異にする焼き上がりです。


真っ白になるはずの粉引き(白化粧もの)に、ピンクの斑紋が散ります。
真っ赤っかのものも。


志野も淡く焼けて、いい雰囲気。


磁器は、酸化のミルクっぽい白ではなく、青いまでの澄みきった白。
硬質な器面に、ゴスが目が覚めるようなコントラスト。


赤っぽい土を使った志野は、ど迫力の焼き色をまといます。
そこに真っ白な流れ跡。


いたた・・・ちょっと降りものも・・・
これも還元焼成ではつきもの・・・


だんだん書くことなくなってきた・・・


ま、こんな感じです。


最下段は、焼き締め系。
サヤ鉢に入れた炭化焼成と、右サイドには、ワラを巻いた緋襷(ひだすき)もの。
どの技法ものも、普段の酸化では手に入れられない風格をまといました。
計算のつかない、とてつもない変化期待の還元焼成は、次回はたぶん半年後くらい。
入れなきゃソンだぜ、ガス代もかかってるんだ。
おびえてる人々、失敗を恐れずにぜひチャレンジを!


生徒さん優先なんで、しはんのはすき間にねじ込んだぐい呑み四個だけ・・・
最近、自作品を全然窯に入れてもらえてない・・・

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大興奮中

2021-02-24 00:32:29 | Weblog


週末お昼前のガキンチョ祭り。
小暮一家とやぶた少年が入り乱れ、釉と場所とお菓子の争奪戦が繰りひろげられてます。


小暮家の女性陣(どちらもサウスポー)は、釉のぬり分けという高度な作戦を決行中。
われ関せずのお兄ちゃんは、「どつき倒し皿」を黙々と制作。


元気に釉をかき混ぜる妹。
この技法は何種類も色を使うので、そのたびにお鍋をグルグルしなきゃならなくて大変。


だけど、ちゃんとできました。
カラフルに焼き上がるのが楽しみ。


こちらは前回の小暮母娘の作品。
大傑作な出来栄えに、最初から最後まで興奮のおさまらないムスメでした。
男子たちもがんばれ。

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極めて個人的なこと

2021-02-22 15:58:08 | Weblog

誕生日です。
お母ちゃん、お父ちゃん、この天才を世に生み落としてくれてありがとう。
ついでに陛下も、祝日にしてくれてサンキュー。


おかんが摘んで送ってくれたツクシでご飯を炊きました。
風味絶佳なり。


よめはんに買ってもらったスマホに、カバーがつきました。
友だちのCaoli姫さまのデザイン。


工房の方は、緊急事態下で手のかからない常連さんが多くなってて、しはんもろくろを挽かせてもらえる状況です(要するに、連中ほったらかし)。
ろくろ、たのしすぎる!


工房の外では、相変わらず生命科学の本に夢中。
左は、自然の素材が機能を得て生命の循環システムを組み立てていくさまを、元素の振る舞いと量子力学で説明した名著。
右は、メカニズムはそこにあるとして、さらに生命が「意識」と「主体性」というはるかに複雑な機能をいかに獲得したか、をエントロピーで説明したやつ。


さらに、位相幾何学や分子生物学が「タマシイ」をどう解釈してんのか、ってのにまで手を伸ばし中。
スピリチュアルに逃げないで、あくまで物理学の原理で命を理解する、ってマニアックな思索に夢中。
ただの趣味なんで、気持ち悪がらないでね(無理か)。
心配?オレ。

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酸化と還元、その理屈

2021-02-22 07:49:30 | Weblog


酸化の窯出しを終えてすぐに、還元の窯詰めです。
半年に一度は試したい焼成方法ですが、昨今はご存知の社会情勢で、およそ一年ぶりとなってしまいました。


もう誰も驚かないでしょうが、毎度おなじみのスレスレ窯詰め。
ほめられたことないけど、人々よ、少しばかりでも称賛してはくださらぬか〜っ!


さて、電熱で温度を上げたところで、いよいよバーナーを突っ込み、炎で炙りたてにかかります。
窯内の小さな容積に、無理やりに大きな炎を押し込み、中を酸欠状態にしようという企て。


酸素を外気に求め、炎が長い舌を伸ばして悶えます。
同時に窯の中では、作品の土や釉薬からの酸素強奪が行われてるわけです。
すなわち、酸化とは逆の現象である「還元」作用です。


酸化ってのは、砕いて言えば「サビつかせる」ってことなわけで、要するに普段の焼き方(酸化焼成)は「鉄質の土と、各種金属質パウダー配合の釉薬にサビ色をつける」焼き方。
一方で還元焼成は、サビ色を抜いてスッキリさせる焼き方です。
どんな結果になるかは、また後日。

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春近し!陶芸体験さん、大募集中〜!

2021-02-21 09:33:46 | Weblog

親子で陶芸体験!
親子じゃなくても!
春近しで、意欲満々な体験さんを大募集中です。
大人の方は2500円、子供さんは2000円(こちらのブログをご覧の方)で、2時間ばかりの作業できちんと使えるものがつくれますよ。
興味のある方は、お気軽にご連絡ください。
メール・・・forestfish@mail.goo.ne.jp
お電話・・・03-3925-9978
いつでもお待ちしてます。


親子体験さんが急増加。
楽しい時間をお過ごしくださいな。


こちらのちびっ子。
土を短冊型に伸ばし・・・


きれいに切りそろえ・・・


おっと、これは〜・・・?


キメツ、とやらのやつか〜。
大傑作の前で、かっこいい決めポーズ!


親御さんの方は、丸いお皿か〜。
なかなかの出来。


乾かして、一度焼いて、ご希望の色をつけて、もっかい焼いて・・・一ヶ月後に焼き上がりますよ。
ご要望にはなるべくお応えしてます。
なにもわからず白紙の方は、基本から学びましょ。
どのレベルの方にも、スタッフが懇切丁寧に指導させてもらいますよ。
肩の力を抜いて、興味がわいたら気安くお問い合わせくださいな。
やりたいことは、やれるときにしかできないんだぜ〜っ!
やりたくてもできないことを思い知った時代を忘れるな〜!

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25センチトライアル

2021-02-20 00:19:59 | Weblog


わが工房のろくろ上級者がすべからくチャレンジすべき「高さ25センチトライアル」。
なかなかの難関です。
その公式ルールを説明します。


しはんの仕事っぷりをごらんください。
この日は940グラムで作業開始。
ちなみにわがメソッドにおいては、2キロを使ってクリアできれば上級、1,5キロで達人、1キロなら師範代クラス、とされてます。
玉取り。


穴あけ。
ここから筒に引き上げていくわけですが、直径は10センチ以上で、道具を用いない、という厳格な規定があります。


15センチくらいまで伸びました。


いつでもどのタイミングでも均等厚、を心がけるといいですよ。
ろくろ目の間隔をきれいに整えれば、見た目に美しく、しかも強い構造になります。


引き上がりました。
単純円柱、その名も「筒形花入れ=ツツハナ」と呼ばれる形。


直径は10センチ。
これ以上あれば規格クリアとなりますが、1センチでも広く取ってしまうと高さに影響がきます。
なにしろ10+xセンチの場合、25πx平方センチという甚大な土面積のロスが出るので、ピタリに挽くのがおすすめ。


高さは・・・24センチでした。
ここからの1ミリが遠いので、最後のこの局面は苦悶してください。


トライアルが終わったら、糸で両断し、厚みと質を確認します。
こここそが、自分の実力を思い知る瞬間です。
均一に挽けてれば気持ちいいですね。
腕前が上がってきたら、その都度、マイルストーンとしてチャレンジしてみてください。




しはんが670グラムで挑戦した際のやつです。
もうこんな超絶技はできないな・・・

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夢の途中

2021-02-19 09:02:56 | Weblog


揺るがぬ成長欲、冷めぬ熱意。
日々、自分を鍛え上げてるろくろ組です。
久保田女史は、広さへの野望をいったん置いて、高さに挑みかかってます。


佐々木くんは、家にあるプランターを全とっかえ、というチャレンジに燃えてます。


児玉さんは、もっとたくさん飲みたい!と、徳利を育て上げるのに夢中。
それぞれの夢の具現・・・そのお手伝いが、ろくろというマシーンの役割。


一日の終わり。
それぞれのろくろから新しく生まれ落ちた作品たち。
夢はまだ途中・・・

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