(旧)東京で陶芸体験!陶芸教室/森魚工房(練馬区大泉学園)

↓こちらに引っ越しました。
https://blog.goo.ne.jp/forestfishfactory

かつてのあいつ

2018-08-31 08:06:32 | Weblog

かつてブログで紹介したあの件はどうなった?
・・・気になる焼き上がりです。
サチコさんのテキトー練り込み。
ブルー地に、白が鮮やか。
マット釉でしっとりと落ち着きました。


磯野さんと山口さんの、カンタンぞうがん。
彫り込みを埋めた化粧土の模様が際立ちます。


柏木くんのシマシマ組み皿。
きれいなコントラスト!
「シシャモが一匹のるように」というお母ちゃんのリクエストに応え、想定通りのサイズに。


進藤さんの袋ものシリーズ。
徳利か、花生けか・・・見事に張り詰めてます。
精進のたまもの。


山田画伯は、タタラづくりのマグからビアジョッキへと作風を進めてます。
なかなか達者なつくりになってきましたが、味わいを失わないところはさすが。

今日も工房はお休みです〜。
ご容赦を。

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Love Stone Project

2018-08-29 10:48:10 | Weblog
本日、明日(木、金)と、工房は夏休みをいただいてます。
ご注意ください。


府中の美術館にいってきました。
森閑とした公園内に、ぽつり。


大学の彫刻科時代の怖い先輩・冨長敦也さんの、個展・・・というか、公開制作が行われてるのです。
これが一風変わってまして。
こちらが展示室・・・つか、制作室。


石の作品が展示・・・いや、てんてんと配置されてます。


ハアト型の石彫作品。
心臓のように見えたり・・・


また、棺のようにも見え・・・


優しくなめらかな造形は、見るひとの心を解いてくれます。
かと思えば、不意に胸を突かれたり。


この石塊を、みんなで磨きましょ、ってのが、作家の企てでありまして。
この時間は誰もいませんでしたが、そっと磨いてみる。


しはんも、美大の学生時代は石彫をやってましたが、石は機械で削り出し、ノミで小突き倒して成形した後、紙やすりを当てるのですよ。
なめらかな石肌をつくるためには、結局、ひとの手でコシコシと磨くしかないのです。
「どうぞお使いください」の紙やすり。


粗い目からはじまって、現在は1500番という細密な、およそ「石にこの番数の紙やすりを?」というところまで進んでます。
しかし、作家氏は6000番まで用いたい模様・・・
これはピカピカつるつるになりますね。


シャコシャコシャコ・・・手応えも心地よろしい。
あ、これ、やりはじめると止まらない・・・
真冬の、雪が吹き込む石彫室を思い出す・・・


こうした活動を、世界中で展開してるというのですね。
つまり、「みんなでハアトを磨こうではないか」という。
作家氏は、被災地でこの石を見出し、鎮魂の想いも込めてまして。


情報を見て、あまりにも深く心を動かされたんで、駆けつけたのでした。
こういう尊い仕事が、芸術家にはできるのですね。




冨長敦也・Love Stone Project - Fuchu」は、9月2日(日)まで、府中市美術館で開催されてます。
興味をお持ちの方は、ぜひ足をお運びくださいな。

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夏休み

2018-08-29 01:32:31 | Weblog

夏休み。
たくさんの子供たちが体験にきてくれました。
自由研究に作陶、そして陶芸体験のレポート・・・お疲れさんです。




恐竜、生き生き。


手びねり、がんばった。




タタラづくり、丹念できれい。


こちらは大人たち、さすが。


父ちゃんのお皿に絵付け、じょうず。

後半組は、焼き上がりまでもうちょっと待ってて〜。
レポート、ちゃんと書いとけよ〜。

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ケーキスタンド

2018-08-28 06:56:40 | Weblog

脚付け、もーえーわ。
・・・と思ってるかもしれませんが、最後ね。
これは脚付けじゃなく、「逆さ挽き」です。
器の使用面を下にして、逆立ちの状態でろくろ挽きをしてるわけです。


乾燥中。
逆立ちのまま。


起こしてみました。
切断面が、器の使用面になるわけです。
奥のはタタラづくりのものに脚付け、左のは切断面を白化粧土で整えたもの。


ケーキスタンドです。
クリスマス仕様・・・になる予定。


どう焼こうか・・・悩ましいところです。
起こして焼くと、へたるよなあ・・・
逆さのままで焼くと、使用面に釉が掛けられないし・・・
困った・・・

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この季節にこそ

2018-08-27 08:31:15 | Weblog

脚付けの展開版。
土鍋のフタの持ち手挽き。


うまくいってウッシッシなのは、陶芸怪人・横山くんです。


満を持して、土鍋づくりに着手。
そう、さむさむの冬ものは、あっちっちの夏の時期につくりはじめておかないと、陶芸では間に合わないのです。
よく気がつきました。


ぽりぽりと彫刻刀で模様彫り。


寒風に舞い散る枯葉・・・?
このうだるような猛暑の中で、よく思いつくものです。


しかしこうでこそ、ホカホカの冬が迎えられます。
熱々鍋焼きうどん鍋の出来上がり。
はふはふ・・・

サンマ皿、クリスマスもの、お正月の干支もの・・・
みなさんも、季節ものはおはやめにね。

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ゆがんだ世界

2018-08-26 02:04:59 | Weblog

脚付けのお手本。
しはんの作です。
例によって、ゆがませまっせ〜。


ゆがませるにも、作法がございます。
こちら、四角タイプ。


三角タイプ。
「ゆがんじゃった」じゃなく、「ゆがませる」能動的な働きかけの意味付けが必要。


視覚的な変化。
まん丸よりも、ハッとしません?


ゆがむ〜ゆーがむ〜よ・・・


せかい〜がゆがむ〜・・・
お酒なしでも、酔っ払えそうです。

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心の叫び

2018-08-25 02:56:50 | Weblog

うおっしゃ〜、やったるでえ〜!
ろくろ挽きした器を裏返して削った後に、さらに土の小玉をのっけて、ろくろ挽き〜。


筒に立ち上げるで〜。
ちっさ〜っ。


皿に割るで〜。
あやう〜っ。


でっ、できてもたっ。
あこがれの、カップに脚付けたったわい〜。


ゴブレット〜。
やったったでえ〜!どんなもんじゃい〜!
・・・大沢さんはこんな話し方はしませんが、ろくろ作業中の心の叫びをお聞きいただいてます。


あたくしもいたしますわ、脚付けをば〜。


な、な、なんともはや〜?てきてしまいましたわ〜!
・・・挽き上がって、なぜかびっくりしてるのは、山口さんです。
いやいや、目の前にあるのが事実です。
あんたがしはったんやで。


みんな、一心にがんばってます。
成長って、楽しい〜!

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花柄

2018-08-24 08:58:09 | Weblog

タタラで伸ばした粘土に、型押しをして模様をつけたのは、佐藤(直)さんです。
新作にチャレンジ中。


こいつをカブセ型で成形します。
二連のお皿をつくるようです。


果たして、模様はつぶれてないのか・・・?


上々の出来のようです。
ソフトタッチがコツ。


型押しのエッジもくっきり。
花柄がクリアに残りました。


赤土でつくったものには、白化粧をコーティング。
おいおい・・・なにも見えなくなってません・・・?


しかし、乾けばこの通り。
いい技法を見つけました。
常に考えて、試して、新しい自分へとブレイクスルーだー!

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出ました!

2018-08-22 21:21:01 | Weblog

本焼きの窯出しです。
どの作品もいい感じに焼けましたよ、おたのしみに。
夏休みの自由研究の子供たち、取りにきてー!


そしてこの時期といえば、季刊「陶工房」の発売日。
陶芸を楽しむひとたちのバイブル・・・と言えるかどうか、とにかく勉強になる本です。


しはんの連載四コマコラム「勝手解釈・茶碗物語」も大好評!(たぶん)
他の記事をすっ飛ばしてでも、ここだけはぜったい読んだ方がいいね。


今号は、天下に聞こえた名碗「喜左衛門」をメッタ斬りにしてます。
しはんの大好きなこの茶碗!
一回2ページじゃ語りきれなかったんで、先号につづいての後編となってます。
この興奮が伝わればいいんだけどなあ・・・
今すぐ、大きめの書店へ、ゴー!

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王国領土

2018-08-22 08:07:59 | Weblog

久しぶりに、わが王国領土のパトロール。
暑くて草いきれがすごいけど、木陰は風が吹き抜けて、いい心地。


ランチとも朝食ともつかない「アテ」と、ビール、ワイン。


この日のおともは、人類の進化論。


ちょうど読んでた部分。
「これを読んでるあなたは、人工照明を使い、足に靴を履き、エアコンで快適に過ごしているはず・・・」とあるが、進化してない人間がここにおり。


新作のゴブレット。
脚の台座を広くつくりすぎたと思ったけど、不安定な芝生の上にちょうど据わりもよろしく。


頭上から、蝉時雨。


抜け殻が鈴なり・・・


じーわじーわ・・・
アブラゼミ。


ツクツクボウシ・・・
視線をめぐらせるだけで、20匹ほども見つけられる。
豊かなり、わが王国。


涼しくなった頃に、この王国領土へみなさんをご招待しようと思ってます。
なんやかんやを持ち寄って、昼の外飲み。
工房の古い仲間も、子供もダンナもおかんもばあばもみんな誘って、きたいときにきて、飲んで食べて、遊ぶだけ遊んで、寝たいときに寝て、帰りたくなったら帰る、という、誰も責任を負わない集い。
69年のセントラルパークのヒッピーのように過ごしてみようではありませんか。
ひとまず、来月9月24日((月・祝日)を予定中なんで、興味のある方は空けといてくださいな。
いっしょに新しい文化を形成しましょ。

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