昨日の鮎ネタのつづきです。
天啓(ひらめき)があり、しょっぱくなっちゃった鮎の甘露煮(佃煮?)を「鮎メシ」にしてやろうと画策。
甘露煮の底に敷いてた極荒削りのカツオブシを細かく刻み、タケノコとゴボウはざくざくゴロゴロ切り、研いだお米(魚沼産コシヒカリ from 佐藤直さん)に仕込みます。
その上に鮎をのせ、炊飯器のスイッチ・ON。
ほかほか黄金色に炊きあがりました。
なすと油揚げのお味噌汁をおともに。
器ですか?これは、ぼくが陶芸教室に「通いはじめた」ころのアンティークです。
鮎から骨を抜き、ごしゃごしゃに混ぜ合わせますと、立ちのぼる芳香。
有明のノリで巻いて、わっしわっしといただきます。
鮎の身の甘み、はらわたのほろ苦さ、根菜の歯ごたえ、そしてダシの深い滋味・・・渾然一体。
レノンの息子も「チョウドイイ」と言うにちがいない。
災い転じて、至福の時間。
つくづく、厨房は実験室なのですねえ。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園