古くからの窯業地では昨今、掘り出される粘土が枯渇気味です。
その点を憂慮し、この春から各地の条例がいっせいに改正されました。
それによると、今後、粘土を購入した業者はその補填として、陶土管理当局に「別の土」を供出しなければなりません。
わが工房も、産地からの粘土購入の見返りに、工房の土地を削って土をまかなうことになります。
せまい土地を切り刻むのは断腸の思いですが、とりあえず工房東側の庭を掘り起こして土を採取し、ダンプ10台分ほどを瀬戸に送ることにしました。
ろくろが設置してある側の土地をごっそりと削ぎ落として、切り立った崖状態にしなければなりません。
そこで、今後ろくろを使う方は、恐れ入りますが体重制限をかけさせてください。
崖崩れを起こすとやばいもんね。
限りある資源、土は大切に使いましょう。
2015年4月1日
毎年恒例のやつでした。
びっくりした?