人として、あるべき姿！

　この年になって感じるものと言えば、人間がどう在るべきかに尽きます。　私としては、最高、最善を追求したいと思って臨んでいます。

　理想でありロマンでもあります。　かと言って、人様に自分と同じようなものを期待もしないし望みもしません。　人としての感情や欲望、煩悩を持ちながら、誠意ある日常生活を営む為に日々、精進、努力を続けたい。　ただ、それだけです！

　人を欺いたり、裏切ったり、偽ったりしない。　増して、自分を偽って悪行を正当化したり、自己満足で取繕うような愚かな所業に明け暮れたりしない。　真摯に、正直に現実に立ち向かって生きていたい。　それだけです！

　人は皆、自分を甘やかして、自分に満足を得たいと考えがちです。　現実、事実に向き合い、真剣に、真面目に生きるのは大変難しいことのようですが、私には人として、最も大切な事のように思えます。

　自分に対しては勿論のこと、私は一個人に対して無理な期待はしませんが、世の中や社会に足しては、この理想は追求されるべきと考えます。

　人間は、得に日本人は、この個人の部分と社会や組織の中での問題を混乱して考えがちです。　民主主義で言う、自由や平等の権利の考え違いです。

　こう言った権利を都合良く使い分け、自分に有利に解釈しようとして勘違いをしています。　何事に付いても、表にあるものと、裏に潜む人間の心理を冷静に見れば、何がどう在るべきかは、それほど難しくありません。

　人間は出来得る限り、自分についても真実、事実が何であるのか絶えず省みる必要があるのです。　世間や世の中は尚更です。　人様々で出来ない人も多いでしょうが、人として真摯に向き合う人が沢山居ないと、今の世の中のように荒むのです！！