人が求めるもの！

　東京五輪のエンブレムが決定した。　私にとっては何の価値も無い虚しい出来事に過ぎない。

　熊本の地震でさえ私にとっては他人事？　何事も関わる者にとってのみ、価値があるのか？

　出来る事だけ為せば良い！　流れの儘に流され、生きている実感が在りさえすれば十分である。

　最近の世界、最近の日本、最近の周囲を見ていて、人が求め、人が満足を感じるものの全てが虚しく思えてならない！

　楽しい、素晴らしいと思ってみても、それは一時に過ぎないのでは？　一時の自己満足に浸る為に群がり、目が覚めれば残るのは虚しさだけ！

　私が今、充実を感じるのは努力した人が結果を得て喜ぶ姿を観る時だけ！　特にアスリートの努力が報われ、その努力が評価されて当人や周囲が喜ぶ姿が清々しいと感じます。

　その評価や称賛が的確であるほど清々しい！　

　この清々しさを勘違いする人も多いように思います。　実のある成果かどうかは残るものに依ります。　この度のエンブレ決定や、サミット誘致の成果は、後に残るものは何がある？

　本来は何も残らなくても良いのだ。　何も無いのが当たり前！　何かを求めるのは、人間の業！

　人間の持つ業の深さが、人を惑わすのでしょう！　あるが儘に生き、あるが儘に死んで行く！　それこそ人間の生でしょう！

　生も死も、大した問題ではない。　心を奪われる事こそ愚かと、私は思います。