今日は忙しい一日だった。
午前の用事が終わったのが11時半で、
それからお昼を用意して、出かけられる状態になったのが
なんと12時40分
能楽堂の演奏が始まるのが2時だから
もう、タイムリミットかと思ったが
なんとか湾岸を激走して
(軽く140・・・内緒です
)
辿り着いたのが、1時45分
はあ~~~~、ほお~~~~、間に合った
エレベーターから満員の盛況で入り口もごったがえしてた。
ほぼ満席の状態。ほとんどが熟年女性。着物姿多し!
能楽堂でみる日本の伝統芸能シリーズ13、と副題がついて
「琴、筝の世界」というタイトルだった。
まず、雅楽の「伶楽舎」筑紫筝の「宮原千津子」25弦筝の「野坂恵子」と娘さん、
そして一絃琴の「峯岸一水」だ。
それぞれの筝や琴の楽器の特徴や爪の形態など
紹介しながら進めて、大変興味深く聞けた。
雅楽の『阿知女作法(あじめのさほう)』は
宮中で行われる神事の一つであり、
一般には本来見せるものではない御神楽だそうだ。
「ボロローン・・」という和琴の響きや
《お~~~~~~お~~~》と歌う繰り返しが
非常に神秘的だった。(神様をよぶのだそうだ)
しかし!今日のメインゲストは何といっても
野坂恵子
この人です。
す、す、・・・すばらしい
何がって?
あなたも聞けばわかります!
音の一つ一つが、生きてますよ~
自由自在に音を駆使して筝と一体になったこの人の演奏は
もう、曲の世界にのめりこんだ「狂人」のようだった。
ある種の狂気さえ感じられるのだ。(素人のわたしにもわかりました)
ああ、そうだ。筝の話しではなく、
「一絃琴」をわたしは聴きに行ったのであった。
「筑紫筝(つくしごと)」も珍しいものらしいが、
これにしろ「一絃琴」にしろ
神様を降ろす、という意味合いを持っていて、
雅楽に近いところに位置するとも言っていた。
筝については、演奏もすばらしかったが
歴史的なことも含めて非常に面白かった。
肝心の一絃琴は?
う~~~~~~~~~ん、なんと言ったら良いのでしょうか?
能楽堂って非常に音の響きのいいところなのだ。
(能や狂言を観に行かれた方はご存知かと)
マイクなんてなくても、全然平気!なはずなのに・・・
音がね、音が。。。きれいだけど小さいのです。
ほんとに小さい。。。
でも、そっれってねえ、弦が響いてないってことじゃないんですか???
芦管(呂管)が斜めになってますよ!
爪が斜めってことは、弦を打っているのでなく
弦をこすっている、あるいは引っ掛けているのでは?
今日は正面席だったが遠かったので、よくよく見えなかった。
しかし、芦管の持ち方や、琴におく手の向き(右も左も)などで
大体の音は想像できる。
ああ~~~、もう、めちゃくちゃ長くなってしまったので
詳しい報告は(まだもっと詳しく?)また明日致します。
おやすみなさいです