一ヶ月程前から計画があり、二週間前に参加の意思を伝えていた、今年最後となるツーリングは、徳島県の西部にある「阿波の土柱」を訪れるものである。
”友”の訃報もあり、急遽キャンセルしようかとも思った。
「気分転換に行こう!」と仲間に励まされ、参加した。
阿波の土柱には、過去に二度、幼少期(中学時代?)と、バイクに乗り出した10年ほど前訪れている様に記憶している。
二度目(10年ほど前)に訪れた時は”荒廃した”という印象であった。
草木が生茂り、土地が侵食された様子が鮮明でなく”土砂崩れした処に樹木が育っている”と言った感じの風景であった。
従って、今回訪れることに期待はしていなかった。
集合場所に40名弱が参集した。
幹事のK氏が、コース概要の説明の後「・・・期待して下さい」
その言葉に「大丈夫なかぁ!!」と思う感想であった。
しかし、遊歩道が整備され、自然に発育した松の木などは伐採され”侵食”された様子が鮮明に見てとれた。
整備された遊歩道につづく展望所は、侵食された様子(土柱)を、下部から見上げる様に演出されていた。
私の記憶では、頂上から見(下ろし)ていたように記憶がある。
遊歩道(旧道ではない)に沿って登ってみた。
頂上付近に着くと、記憶にある旧道と建屋(記憶のものでない?雰囲気)はあったが、廃屋となっていた。
天気も良い。
そして、濃い緑と色づく木々、冠雪した山の白さ、今の時期しか観られない風景・コントラストである。
これ等の風景を愛で、仲間達との語らいで和まれた時間の経過を得ることが出来た。
帰路、何時買い物に行くスーパーで、夕食の食材を調達し帰宅した。
友の死という現実もあり、モヤモヤしたものはある。
しかし、気候的も恵まれ、仲間たちと行動ができて、和らいだ気持ちの一日であった。
明日は、荒れた天候になるという。 憂鬱な一日になるでしょうか・・
今日の絵日記の絵(写真)は、道の駅で駐車場外に許可を得て駐車した30数台のバイクと展望所から観る”土柱”とします。