上記グラフが2008.12.30の大納会時点での家計の金融資産の割合。
これには生保等は含んでいません。9月末時点と比較して、金額は減少。通常、給与所得でボーナスが入るこの時期は金額としては増加になる可能性が高いのですが、減っているということはそれだけマーケットの下落が厳しかったということの反映。
特徴的なのは現金比率が減少している分、新たに転換社債の比率が高くなっている点。現金(MMF等を含む)、国債、社債に加えて転換社債は円建ての安定的な資産と考えてよい部分ですが、値動きなどリスクのある分、償還まで保有した場合の利回りはやや高く、値上がりの期待もあります。この中途半端さが合っているということかもしれません。
中国株、REIT、日本株は、保有株数はほとんど変化がないものの、時価の下落を反映して比率はそれぞれ低下しています。
下記が2008.9の比率のグラフ。