8876リロ・ホールディング 株式分割のすすめ(1)
さてと、年度当初からわけのわからんルーレット状態の相場ですが、とりあえず
シカゴ日経平均先物は大証よりもさらに200円程度高いです。
月曜は堅調なスタートでしょうか。上昇すれば、とりあえずは売り上がりです。
たびたび登場する8876リロ・ホールディング、保有は現在240株で、時価評価額は342万ほどです。
株価は14260円。売買は100株単元ですので、100株買うには140万以上が必要です。
これは、やはり個人投資家が気楽に買うのは難しいです。
最低投資額として、東証はガイドラインとして50万円としていますが、この水準の3倍近いです。
去年、大阪でのIRイベントに行った時、小野薬品のIR担当の人が話をしていました。
で、質問が個人の人から出て、最低投資額が100万以上というのは個人としては厳しい。どうしてそういう状況
のまま放置しているのか。早急に株式分割等で最低投資額を下げるべき、それもせずに個人投資家向けの説明会
に出てくるというのはどういうこと?と、やや立腹ぎみに質問していました。
回答は「ご説ごもっとも」的なコメントにとどまつていたように思います。
小野薬品は癌関係の新薬が業績に貢献し、株価はさらに急伸、今では100株買うのに190万以上必要な状況になってますが、
分割は未実施・・・。
売買単位の集約について、全国の証券取引所では、2018年10月までに売買単位を100株に統一することとしています。
これに即して、例えば保有銘柄では味の素も100株売買が可能になります。
ただ、最低投資額については、東証1部上場企業の株式だと、2015年末時点で平均30万7000円となっているものの、
最低の1単位を購入するのに100万以上必要なところはまだまだ多いです。
リロ・ホールディングについては、株式分割についてIRに質問したり、意見を送ったりしています。
株価の方は堅調な業績や事業内容の独自性が評価されてか、この地合いにあっても、大きな下落はなく、株価は保っています。
ここで1:3程度の分割をしても、現状で株価が1.5万を超えれば、最低投資額は3分割しても、東証ガイドラインの50万を
超えてしまいます。
ですから、望ましいのは1:5程度の分割でしょう。
株式分割そのものは、そのために増大するコストの分だけ、株式の価値には基本的にマイナスで、価値を毀損するとも考えられます。
株式分割を実施すれば株主数が増加する、となると、その管理、各種の書類の送付等の費用等が増大することになります。
さて、このコストというのは実際にどれぐらいなのか。単に書類と郵送のコストであれば、年間1000円程度?。
仮にこれを株主一人あたり年間2000円とします。別に1:5で分割をしたら、株主が5倍になつたりするわけではないですが、
これも仮に3倍になったとしましょう。
四季報によれば、2015.9の株主数は3895名。このうち2名は私と、うちの奥さんですが(^_^;)。
株主の増加が8000名で☓1人2000円とすると、1600万ですか。こんな程度ではすまないのかな、そのあたりが明確ではないですが、
会社としては当然、試算はしているはずですね。
今の企業側の公式のアナウンスはこれです。
投資単位の引下げに関する考え方および方針等について
http://www.relo.jp/ir/news/pdf/20150828.pdf
これは2015.8.28のアナウンスですが、簡単に解釈すると「わかってるけど、すぐにはやらんよ」と読めます。
ほとんど同じ内容の文書が他社でも出されたりしているところからすると、これは証券会社からの助言等もあっての文書かと
推測します。
つづく。
さてと、年度当初からわけのわからんルーレット状態の相場ですが、とりあえず
シカゴ日経平均先物は大証よりもさらに200円程度高いです。
月曜は堅調なスタートでしょうか。上昇すれば、とりあえずは売り上がりです。
たびたび登場する8876リロ・ホールディング、保有は現在240株で、時価評価額は342万ほどです。
株価は14260円。売買は100株単元ですので、100株買うには140万以上が必要です。
これは、やはり個人投資家が気楽に買うのは難しいです。
最低投資額として、東証はガイドラインとして50万円としていますが、この水準の3倍近いです。
去年、大阪でのIRイベントに行った時、小野薬品のIR担当の人が話をしていました。
で、質問が個人の人から出て、最低投資額が100万以上というのは個人としては厳しい。どうしてそういう状況
のまま放置しているのか。早急に株式分割等で最低投資額を下げるべき、それもせずに個人投資家向けの説明会
に出てくるというのはどういうこと?と、やや立腹ぎみに質問していました。
回答は「ご説ごもっとも」的なコメントにとどまつていたように思います。
小野薬品は癌関係の新薬が業績に貢献し、株価はさらに急伸、今では100株買うのに190万以上必要な状況になってますが、
分割は未実施・・・。
売買単位の集約について、全国の証券取引所では、2018年10月までに売買単位を100株に統一することとしています。
これに即して、例えば保有銘柄では味の素も100株売買が可能になります。
ただ、最低投資額については、東証1部上場企業の株式だと、2015年末時点で平均30万7000円となっているものの、
最低の1単位を購入するのに100万以上必要なところはまだまだ多いです。
リロ・ホールディングについては、株式分割についてIRに質問したり、意見を送ったりしています。
株価の方は堅調な業績や事業内容の独自性が評価されてか、この地合いにあっても、大きな下落はなく、株価は保っています。
ここで1:3程度の分割をしても、現状で株価が1.5万を超えれば、最低投資額は3分割しても、東証ガイドラインの50万を
超えてしまいます。
ですから、望ましいのは1:5程度の分割でしょう。
株式分割そのものは、そのために増大するコストの分だけ、株式の価値には基本的にマイナスで、価値を毀損するとも考えられます。
株式分割を実施すれば株主数が増加する、となると、その管理、各種の書類の送付等の費用等が増大することになります。
さて、このコストというのは実際にどれぐらいなのか。単に書類と郵送のコストであれば、年間1000円程度?。
仮にこれを株主一人あたり年間2000円とします。別に1:5で分割をしたら、株主が5倍になつたりするわけではないですが、
これも仮に3倍になったとしましょう。
四季報によれば、2015.9の株主数は3895名。このうち2名は私と、うちの奥さんですが(^_^;)。
株主の増加が8000名で☓1人2000円とすると、1600万ですか。こんな程度ではすまないのかな、そのあたりが明確ではないですが、
会社としては当然、試算はしているはずですね。
今の企業側の公式のアナウンスはこれです。
投資単位の引下げに関する考え方および方針等について
http://www.relo.jp/ir/news/pdf/20150828.pdf
これは2015.8.28のアナウンスですが、簡単に解釈すると「わかってるけど、すぐにはやらんよ」と読めます。
ほとんど同じ内容の文書が他社でも出されたりしているところからすると、これは証券会社からの助言等もあっての文書かと
推測します。
つづく。