本日上場のネスクテージは、対公募比で+20%と、まあ「おとなしい」発進。
+20%であれば充分に上昇しているとは個人的には思います。どんだけ上昇したら満足やねんという気もしますし。
が、これを見て、次のアメイズについては、「マザーズでこれなら、福証銘柄はさらに厳しい」という見方も強まりそうです。
逆に言うと率直に言って、アメイズについては「福証」リスク以外の弱点というのはさしてない。
無論、業種的には新規さもなく、いきなり2倍、3倍をねらえるような銘柄ではないのは最初からわかっていることという前提で。
じゃあ、その「福証」リスクとは?。
・地方単独上場でこの規模は荷もたれ感
確かにあまりない(ほとんどない)ケースです。
が、買う側は別にどこに上場してもあまり関係ないといえばそうです。
なんで福証なんでしょうか。同じ創業者のジョイフルも福証単独でしたよね。
このあたり、地元銘柄であり、福証とのつながりが強いのかな。
・証券会社がネットでのシステム対応できてない場合がある
そもそも主幹事の大和がネット対応しておらず、ネットのブックが1000株単位というのは噴飯物。
「この田舎銘柄(ごめんよ)にいきなり73万も出せるかい」となるのは、まあ、わかります。
・信用買いの対象にならない
信用買いの対象にならない場合がある。
初値形成には信用買いが大きく影響する場合があります。
IPOで初日値つかず、即金規制の翌日には初日の気配値よりも下で初値というようなのもよくありますよね。
・個人以外の買いが入りにくい
いろんな制約等から、個人以外からの買いは入りにくいでしょう。
というようなことになるわけですが、
・基本的に株価はそのファンダメンタルズ的価値を反映したものになる
とりあえずつく初値はその時に地合いを中心に、様々な要素で大きく上下にぶれますが、結局のところ、株価はその銘柄のファンダメンタルズ的価値を反映したものになる。
だから、すごく人気化したバイオ銘柄も、何年も赤字続きで業績につながる材料も出なければ結局のところ株価は下落しますし、逆に初値は安くてもじわじわと上昇する銘柄もあります。
配当利回りが高く、高い成長性とまでは言えなくても、業績がそれなりに堅い銘柄は後者である場合が多い印象があります。
・やはり配当利回りは株価を支える要因として大きいでしょう、優待もそれなりの価値があります
いきなり40円配当予想を下方修正というようなリスクは低いでしょう。配当の時期は11月の一発配当。
・業績は堅め
そんなに大きなぶれはない。ローコスト、ロープライスのホテル経営というのが一定、根付いているという印象。
これからは「亀の井」ではなくて「ホテルAZ」という名前でいくようですが、企業サイトを見ても新規出店が継続している。
郊外型のロードサイドホテルという形態はそれなりの独自性とそれなりの成長性が感じられます。
ここから、それなりに成長が加速するかもしれません。そうしたことがしやすい方法も実施するようですし。
・PER、創業者
割高感はなく、ジョイフルと同じ創業者に対する評価は高い。
・ストックオプションやVC出資は無い
つまり、いきなり、唐突に売りが湧いてくるような形はない。
公募株配分も地元にそれなりに厚くなってるんでしょう。公募→即、初値売却というような投資家の割合も低いでしょう。
となると、やはり、それなりの、なんか「それなり」ばっかり書いてるような気がしますが、評価は不変。
逆に回避する層が増えると当選確率が高くなりチャンスというところもあります。このあたりはどう判断するかですね。そろそろブック期間も終了ですし。
少なくとも人気化しているファンダメンタルズ無視のバイオ銘柄を公開後につかむよりはリスクは低いと思います。
というか、個人的にそういう方が好みというところもあり。
で、ブック回避層の人は、公開後に安いと思うところがあったら、細かい100株、200株というような単位で買えばいいと思います。
ネット証券の多くは福証も対応してますしね。
公募で取れた場合は、いきなり成行で売らない方が初値を高くするにはいいですね。
個人でも1000株単位で配分される人もそこそこあるでしょうから、その株数であれば成行売しない意味というのはでてきます。
といっても、なにがなんでも初値売却というのも相応にあるでしょうけど。
ということで、今日はこれぐらいで勘弁しといたろー。
あ、時々、ブログのテーマを(投資関係なら投資関係に)絞ってくださいというようなご意見をいただきます。
わかるんですけど、以前、そのようにしていて管理が煩雑になった経緯もあり、今はここだけで色々書いてます。
通常のサイトの方は放置になってますし。
すいませんが、カテゴリー分類はしてるので、興味のあるところで見ていただければと思います。あしからず。
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