ノルウェー地方金融公社 2013年2月20日満期 期限前償還条項付円/豪ドル・デュアル・カレンシー債券(円償還条項付・任意コール型)
長ったらしい名前の商品。
これです。
これは、円建て1年で4%の金利がつくというもの。年4%の金利ならいいじゃないか。
いや、これが「任意コール型」という条件がついている商品。
判定の参照日に当初の基準為替よりも10円以上円高にふれていたら、これは当初の基準為替の為替レートで豪ドル建てで償還されます。
これを200万買いました。
現在のレートがおよそ81.7円/豪ドルです。これが判定の参照日に71円の為替レートだったとすると、これは元の81.7円レートでの豪ドル
での償還になります。十分に可能性はあります。為替がどっちに行くかなんてわからんわけですし。
つまりは81.7円で豪ドルを200万円分買ったのだけど、豪ドルは71円の円高になってしまったので損したと。
24500豪ドルを持っているのだけど、1豪ドルにつき10.7円の損失で-26.2万の損。利率4%分、×0.8で、200万なら6.4万ですか。
これでも20万の損失。まあ、いきなり円に戻す必要もないので、そのままMMFへという形になるかと思いますけど、豪ドル償還ならば。
ところが、為替がいくら円安にふれても、利率の4%以上のリターンはなし。
リスクに見合うリターンがこれではわりにあいません。非常に半端な商品です。
普通、こういう商品は買いません。というか、嫌いです。
じゃあ、なんで買ったかというと、これは「つきあい」ですね。
担当の兄ちゃんが強くすすめるので、「では、つきあいましょう」ということ
にしたのです。
私がこういう商品が嫌いなことは度々話しているので、担当君はよく知っているはず。
それでも強くすすめるのは、そういう売りたい側の事情があるということでしょう。
かわりに何かいいことがあるのかどうかはわかりません。
が、多少なりと無理してつきあったのですから、なにかいいことがあるかなと期待するのは、気持ち的には当然でもあります。
無事、円建てで償還されればそれはそれでよし。この商品で損失出ても、他で埋められればそれはそれでよし。
そういうことがなくても、そこは自己責任ということです。
どうなりますか。楽しみといえば楽しみ、不安といえば不安です。