ロボット運用のプロが分析してわかった 最強の株式投資法 | |
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ダイヤモンド社 |
マネックスの懸賞でいただいた本です。
これ、マネックスのツールの宣伝本でもあったのですね。
それは別にいいのですが、内容です。
書名と帯はなかなかキャッチーでよろしい。
一見、テクニカル分析戦略を否定しているようにも見えます。
が、結果はというと、これは亜流のテクニカル分析本でしかありませんでした、私の感想としては。
いわゆる「伏見の光をテクニカル嫌いと知っての狼藉か!」状態です。
私は「詳細な調査によると、テクニカル信者には、穴のあいた靴や襟の擦り切れたシャツを身にまとっている者
が多いということが知られている。」というコメントを支持していますので。←わかるかな?。
つまりは、私はテクニカル分析とやらは嫌いで性に合わないというだけなのですが。
本書にはいろんな例が出てきますが、つまりはその選択基準がきわめて恣意的であり、同時に、単なる「後講釈」で
しかありません。まあ、テクニカル分析とやらは本質的に「後講釈」になるものですので、それはしょうがないですが。
つまりは実際に実践でいきなり活用するのはほとんど無理というか無謀のように思えるものばかりです。
私にとってはね。
結局、この分析とやらは、まあ「星占い」と同程度に当たるということだと思います。
実際、こうしたものを売買にうまく活用している方もあると思います。
それは、その人の売買方法なりポジション管理なり取引ルールというのが、うまくその指標と合致しているということでしょう。
また、こうした指標の分析、あれこれパラメーターなり組み合わせを変更して、いろんな視点で見てみるようなことが
好きな人は、それはそれでいいと思います。
しかし、私にはこれは合いません。そういうものを無理に用いる必要性や意味は感じないですね。