贈与ということで思い出したことがあります。70年
以上前の戦争中のことでしたが、町内会という組織が
あって、食料も物資もないという時代に政府主導?で
組織されたもので隣組の歌までありました。
トントン トンカラリと 隣組
格子をを開ければ 顔なじみ
廻して 頂戴 回覧板
知らせられたり 知らせたり
隣組では夫や息子が出征していった家を全員で見守る
ということが日常的に行われていました。例えば夕飯の
お菜を少し余分に作ってお裾分けと言って差し上げる。
よい習慣だったと思うのですが、現代に当てはめると
どうなるでしょうか。そのようなことは私の住んでいる
地域では滅多にありませんねえ。むしろお裾分けで差し
上げると、相手方に何か負担をかけてしまうというので
しないようです。
モノのなかった時代には、例えば食べ物の好き嫌いと
いうのはほとんどありませんでしたが昨今は家族の中で
も好き嫌いがあってお菜を作るのも大変になってしまい
ました。何か寂しい感じがしてしまうのは年の所為でし
ょうか。