私が学生のころ住んでいた品川区大井町には国鉄大
井町を中心に6館の映画館がありました。その映画館
では週替わりで通常2本立てで映画を上映していまし
た。当時は映画全盛だったのですね。その他に通常の
映画上映が終了すると、古い映画、例えば「カサブラ
ンカ」とか「外人部隊」などを深夜映画として安い料
金で見せていました。
私の両親は、ラジオで落語とか浪曲を聞くくらいで
趣味らしいものを持っていませんでしたので、よく映画
に行きました。時々は私もいっしょに行きました。
そんなわけで私も映画を好きになり、たくさん映画を
見ました。これまでに見てきた映画で今でももう一度見
たいという映画について書き残しておこうと決めました。
しかし古い話ですから筋書きはあいまいなところがある
かもしれませんがご容赦願います。
初めに前にブログに書きました「青い大陸」という映
画です。その映像の美しさに心を奪われましたね。世界
にはこんなにきれいなところがあるのかと感動しました。
その感動は今でも思い出します。その後に「世界残酷
物語」という映画を見ましたが、世界の地域が違えばこ
んなに風習が違うものかと別な意味で感動しました。この
映画はあとになっていわゆるやらせだったと知りましたが、
世界各地の風習や習慣をある程度知ることができましたね。
例えば風葬の場面がありましたが、もちろんやらせだっ
たのですがすざましいものでした。しかしよく考えると、
水や燃料(薪)が不足している地域では死者を自然に返す
というのは合理的かもしれないと思ったものでした。この
考え方は少なからず不遜だとは思います。でも日本でも風
葬をつい最近までやっていたところがありました。さすが
に現今はやっていないと思いますが。私は終焉を迎えた時
には骨粉を海に流してほしいと思っています。これは一種
自然葬と言えるかもしれませんね。