寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

小笠原諸島母島の思い出

2016年01月16日 22時11分46秒 | 寓居人の思い出話

 東京から約1000Km南方にある小笠原諸島のうち一

番南にあるのが母島です。1968年接収されていた小笠

原諸島が日本に返還されました。その後行政的な整備が

済んで小笠原復興計画が閣議決定されました。小笠原全

域測量が行われ、それに伴って学術調査も可能になりま

した。私はその時便乗して学生7名を連れて小笠原に調

査?のために行くことができました。

 その時には一般住民がかなりな数いました。船着き場

近くにはスーパーのようなものとか商店が結構ありまし

た。朝昼夕の食事は村役場の食堂でいただきました。宿

舎はプレハブの作業小屋(畳部分32帖)を使わせてもら

いました。調査機関は乗ってきた船便が本土に戻り再び

小笠原にきて本土へ帰るまでの約10日間となりました。

 調査は海水の標準的な検査と微量元素の分析、父島周

辺の底生魚の内臓に含まれる微量元素の分布を調べるこ

とでした。調査結果の一部は、小笠原年俸に報告しまし

た。

 さてそのとき、父島だけでなく母島にもいくことがで

きました。当時、N工営という会社の人たち数人が母島

の測量をしていました。

 母島にはまだ一般人は済んでいませんでしたのでひっ

そりとしていました。そんなある夜みんなで港から離れ

たところの海岸へ行きました。そこは直径15-20㎝程

の玉石がごろごろしていました。そこで寝転んで空を見

上げていましたら、ほぼ南北に人工衛星が飛びすぎたり

流星がたくさん見えました。初めは風の音がさやさやと

タコの木を揺らしていました。少し時間がたつと、ころ

ころと心地よい音が聞こえてきました。しばらく聞いて

いましたがこの音はどこから聞こえてきたのかと探すと

その音は足元の海の中なら聞こえてくることに気が付き

ました。

 わずかな潮の満ち引きの海水によって玉石が転がり落

ちる音が海面に反響して心地よい音になっていたのです

ね。自然の中にはこのように人の心を癒してくれる現象

があるのですね。小笠原にはたくさん思い出があります。

ときどきそれらを書いていきたいと思います。

 


チームワークの大切なこと

2016年01月16日 06時48分13秒 | こんな出来事がありましたよ

 新年囲碁大会が開かれました。毎年恒例になっている

二人一組になって対戦するペア碁というのが行われまし

た。ペア碁の面白いところは、段級の違う組み合わせに

するためにペアになった相手が何を考えてそこに打った

かを考えなければならないことです。相棒とは対局中相

談することは禁じられいているので、自分の考えていた

方向とは全く違う成り行きになっていることがあります。

 チームワークの大切なことがそこここで出てきます。

経験と知識の違う二人が交互に石を置いていくのですか

ら自分の打つ順番は4人目ごとに回ってきます。普通の

対戦では相手と互いに打つのですが自分の打つ番までに

3人の石が打たれるのですから、相手の意図とともに自

分の相棒の意図も考えなければならないわけです。そこ

が面白いところですね。私のチームは相棒が私の打った

石の補正をしてくださったために3位に入賞することが

できました。