初めは、池の水が微風にさざ波を立てているだけ
かと思っていましたが、波は少しずつ大きくなって
日本中に大きな波となって広がろうとしています。
出版社も数千円の薄謝あるいは交通費と考えて渡
していたようですが、出版前の教科書について意見
を聞くだけといっても教科書選定には少なからず影
響があるかもしれませんそのような行為は避けなけ
ればならないでしょうね。
しかし大学の教師にはもっと酷い?人がいました
よ。大学の教師は自分の授業の内容を指示されると
いうことはありませんから、自分で執筆した書籍を
教科書として使用する人がいます。それは認められ
るとしても、教科書というのは使用後は後輩に譲る
ことが多いのですが、教科書に綴じ込んであるレポ
ート用紙を使わないと単位を取得できないシステム
をとっているために後輩に譲れないようになってい
ました。それで毎年新しい教科書が売れるというこ
とです。この授業は単位を取りやすいという評判で
受講者は多かったようです。
この事例は特に贈収賄には関係ないようですが学
生の負担を考えると考えさせられてしまいました。
前の問題に戻りますが、1、2社の問題ではなく教
科書出版社の多くが同じようなことをしていたこと
がわかってきましたね。日本の将来を担う子供たち
の教育という立場を利用して少額とはいえ贈収賄と
誤解を招きかねないことは速やかに中止してほしい
ですね。