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寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

記憶に残っている映画(14)「ソイレント グリーン」

2016年03月03日 21時41分37秒 | 寓居人の思い出話

 「ソイレントグリーン」という映画は、ハリイ・

ハリスンという人の小説「人間がいっぱい」をもと

に1973年に製作されたものです。

 この映画は当時から見れば近未来の世界を描いた

小説をもとに製作されましたが、映画が製作された

1973年から見れば2022年というのはいろんなこと

が起こりうる世界だったのですね。その年が後6年

でやってきます。映画の中での世界は人口増加に歯

止めがかからず、農地は荒廃し海洋も汚染されて食

物になるものを生産できなくなっていた。そんな中

で独占的に食料はを工場生産するソイレント社は、

日常的にはプランクトンから生産した褐色のビスケ

ット様のものを販売し人々はそれを食べて命をつな

いでいた。それには人が生命を維持していくために

絶対必要な物質が入っていないので、ソイレント社

は毎週特定の日に緑色のソイレントグリーンを販売

し始めた。そんな中である日ソイレント社の重役が

殺害された。その捜査を始めた刑事(チャールトン・

ヘストン)は殺し屋の存在に気づき尾行を開始する

うちに高級コールガール(ファニチュアー:住居付

きの女性)がいることを知った。捜査を進めると次

々に疑問が発生してきた。ソイレント社が経営する

安楽死ホームを探れと同居人の学者がホームへ入っ

ていった。安楽死させた姿態の後を追跡すると、ソ

イレント社の工場へ運搬トラックが入っていった。

そこで衝撃的な場面に遭遇するが、殺し屋に狙われ

負傷してしまう。

 救急車で運ばれながら。ソイレント社のソイレン

トグリーンの原料はホームが供給していると叫びな

がら映画が終了する。

 この種の小説はほかにもいろいろあり、第3次世

界戦争が勃発し核物質が大量に使われる。そのエネ

ルギーにによって時間移動した未来世界では、食料

として人間を飼育する設定が出てくる。私は全くの

冗談として、地球上の有機物のほとんどが人間が占

める世界にならないように環境問題を考えよう、と

学生に言ったことがある。

 いま世界は力の世界に移行しようとしているよう

な気がしますね。そんな世界にしてはいけません。