戦国時代の農民の暮らしは、大変苦しかったといわ
れています。自分たちが生きていくのに精一杯なのに
幾ばくかの貯えを夜盗に持っていかれてしまう。そん
な苦しみから抜け出そうと知恵を絞り、なけなしの財
産をもって強そうな浪人を探しにでかっける。
やっとのことで探した人物に村の窮状を訴えて助け
てほしいと懇願する。そうして集まった7人の侍は村
へ行く。村はこの7人によって野武士の襲撃を逃れる
ことができ村は平和になった。あらすじを書いても意
味がないのでやめにします。一見しなければこの映画
のすばらしさはわからないでしょうから。
その間にいろいろなことがあったが目出度しめでた
しという話ですが、私はこの映画で有能な指導者がい
れば少人数でもしっかりした組織を作れば大きな仕事
ができることを知りました。
映画の内容はモノクロ映画でしたが迫力満点でした
ね。モノクロ映像の美しさを改めて知ったのも事実で
す。黒澤明監督の映画撮影は、とことんこだわり観客
を喜ばせる仕掛けを隅々まで張り巡らせていましたね。
この映画の出演者の中で、久蔵役の宮口精二を好きに
なってしまいました。映画ってすばらしいですね。