はちの家造りドタバタ奮闘記(・ω・)

私のちょっとした日常や住宅にかかわるニュースなどをつらつらと…

間取りで変わるQ値

2016-10-13 12:45:52 | 日記
みなさんこんにちは。

ブロック注射を打ってきました。

麻酔を注入するので効いている間は楽なのですが、半日もすると表現のしようのない痛みに襲われます。

これは悪化してるのでは…

さて住宅の断熱性能を表す基準にQ値というものがあります。

計算式は結構ややっこしくて簡単に書くと「熱損失係数」÷「延べ床面積」です。

数字が小さいほど熱が逃げない高性能な住宅ということになります。

熱損失係数は屋根や床、サッシ、壁などで変わってくるので同じ仕様で建てたお家でも間取りが変わればQ値も変わってきます。

どれほど変わるか試算してみましょう。

基準の建物を決めます。

8m×8m総二階建て
断熱仕様
壁高性能グラスウール16K100mm
屋根硬質ウレタンフォーム100mm
基礎断熱ポリスレチンフォーム3種50mm
開口部断熱アルミサッシ普通複層ガラス中空層12mm
第三種換気0.5回/h

この住宅の場合のQ値は2.3となります。

以下同じ延床面積で建物の形を変えていきます。

4m×16m総二階建て住宅Q値 2.7
一階8m×12m二階4m×8mの住宅Q値 2.49
ほぼ同じ面積の正方形平屋のQ値 2.31
コの字平屋(中庭)のQ値 3.17

分母の床面積固定なので分子の表面積が大きくなる住宅は総じて性能が悪くなります。

よく「当社の住宅は高性能でQ値いくつです。」というトークも耳にしますが、正方形総二階で計算しているケースがほとんどです。

実際にたてる家の性能を保証するものではありませんので注意が必要です。

ここからは私の私見となりますが、Q値は1.0以下が望ましいです。

最近はUA値に乗っ取られ出番の少ないQ値ですが、性能基準の判断にはなりますので参考までに。
コメント
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