星稜・7点―済美・1点で、8回裏、6点差を追う済美の攻撃からドラマが始まりました。
このまま終わるなぁ~!星稜は、やはり優勝候補だなぁ~と多くの人が思っていましたね。
ところが、この8回裏の6点差を追う済美の攻撃が100回目の甲子園ドラマの幕開けでした。
8回裏に、いっきょ8点を入れ、済美が9対7と大逆転したのです。
今度は、星稜が2点差を追いかけます。星稜の攻撃も9回表、1死ランナー無しです。
終わったなぁ~! 星稜、負けたなぁ~! とこれまた、多くの高校野球ファンが思いましたね。
ところがところが、1死ランナー無しから連打で2点をもぎ取り、9対9の同点に追いつきました。
延長戦に入り、一球、一球、目が離せません。延長12回裏、済美の攻撃は1死満塁です。
犠牲フライ、スクイズ、内野ゴロ、押し出し、1点取れば、済美のさよなら勝ちです。
あの作新学院の江川卓投手の雨の中の押し出しさよなら負けが頭を過ぎりましたが、
星稜の投手は、3ボール、2ストライクのフルカウントから2者連続三振に討ち取りました。
感動でしたね!!
そして、9対9のまま、延長13回タイブレークです。今大会からタイブレーク採用です。
ノーアウト、ランナー1.2塁からゲームが始まります。
13回表、星稜が2点を取ります。11対9、済美もここまでと思いましたね。
ところが、ドラマは終わっていなかったのです。
タイブレークの13回裏、済美の攻撃は、送りバントが内野安打になり、無死満塁です。
無死満塁、データー的にはなかなか点が取れません。1点取るのが難しいのです。
しかし、誰も想像さえしなかったドラマが起こりました。
打った本人さえファアルと思い、打席に戻ろうとしたボールがライトのポールに当たる、
さよなら満塁ホームランでした。劇的なさよなら満塁ホームランでした。
100回目の甲子園で、心が震える過去に無い好ゲームでした。
サンちゃん、見たね~!