平成30年度 年次経済財政報告 (平成30年度・経済白書)。
― 「白書」:今、Society 5.0 の経済へ ―
副題を 「「白書」:今、Society 5.0 の経済へ」 とした本書が、
日本経済の現状や日本が直面する課題への対応に関する議論に資することになれば幸いです。
(以上、インターネットからコピー)。
『Society 5.0 の経済』?? 小泉が唱えた『改革無くして成長なし』、と同じです。
国民を馬鹿にした平成30年度経済白書だと思います。
デタラメな障害者雇用数を公表している中央官庁が発表する白書です。
白書によると、高齢者の消費がアベノミクス景気を下支えしている、
一方、将来に対する不安で、若者の消費意欲低下が続いている。
と白書に書いてあります。
十数年前に、若者の車離れが報道されましたが、
低賃金の若者は車も所有できない、とは報道されません。
低賃金の若者は消費するお金も無い、とは書かず、
将来への不安で若者は消費しない、と書いてあります。
来年4月から無差別に、低賃金の出稼ぎ外国人労働者を受け入れます。
経済界からの強い要望を実現するのです。
低賃金の出稼ぎ外国人労働者と世襲化されるアンダークラスの労働者は同一労働です。
同一労働、同一賃金です。
300万人超のアンダークラスの労働者は、
低賃金の出稼ぎ外国人労働者と同じ低賃金で働くようになります。
そのための働き方改革法案でした。
また、改正された派遣労働法が9月から施行されます。
雇い止めのアンダークラスの労働者が輩出されます。
2020 Tokyoオリンピックですが、1964年の東京オリンピックの時と、
アンダークラスの労働者はなんら変わりはありません。
富裕層優遇政策が招いた富裕層世襲、貧困層世襲の日本社会です。
1964年の東京オリンピックから54年経ったら、夢と希望の無い社会になっていました。
高所得者に対する累進課税は税率を半分にし、低所得者の税率は上げ、消費税も上げる。
税制による所得の再配分機能をぶっ壊し、2020tokyoは、階級社会の始まりです。
岡林信康・・山谷ブルース。YouTubuから。
今日の仕事はつらかった
あとは焼酎をあおるだけ
どうせどうせ山谷のドヤ住まい
ほかにやることありゃしねえ
一人酒場で飲む酒に
帰らぬ昔がなつかしい
泣いて泣いてみたってなんになる
今じゃ山谷がふるさとよ
工事終わればそれっきり
お払い箱の俺たちさ
いいさ いいさ山谷の立ちん坊
世間うらんで何になる
人は山谷を悪く言う
だけど俺たちいなくなりゃ
ビルもビルも道路も出来ゃしねえ
誰も解っちゃくれねえか
だけどおれ達ゃ泣かないぜ
はたらくおれ達の世の中が
きっときっと来るさそのうちに
その日にや泣こうぜうれし泣き
はたらくおれ達の世の中は、何年経っても来ません。
この国の富裕層と貧困層は世襲化されました。