富田元治のブログ

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円谷幸吉・命の手紙。

2019年11月23日 | 面白かった本

円谷幸吉・命の手紙。2019年10月10日発行 文藝春秋。

『先日、実家の2階の和室を後片付けし、

押し入れ上部の天袋を開けたときでした。

震災で壊れた段ボールの箱の中から、

幸吉叔父さんの手紙の束がひょこり顔を出したんです』

 

円谷幸吉氏。

わが青春真っただ中に起こった円谷幸吉氏の自殺でした。

そして、三島由紀夫の割腹自殺。

あっという間に半世紀が経ちました。

 

 

円谷幸吉氏の遺書。

遺書はすぐには発見されなかった。

机の引き出しの裏にテープで貼り付けてあったからだ。

遺書は2通。1通は両親と親族に宛てたもの(2枚)。

もう一通は自衛隊体育学校の幹部に対して書いたもの(一通)。

 

 

父上様、母上様、三日とろろ美味しゅうございました。

干し柿、モチも美味しゅうございました。

 

敏雄兄、姉上様、おすし美味しゅうございました。

克美兄、姉上様、ブドウ酒とリンゴ美味しゅうございました。

巌兄、姉上様、しそめし、南ばん漬け、美味しゅうございました。

喜久造兄、姉上様、ブドウ液、養命酒美味しゅうございました。

またいつも洗濯ありがとうございました。

 

幸造兄、姉上様、往復車に便乗させて戴き有り難うございました。

モンゴいか美味しゅうございました。

正男兄、姉上様、お気を煩わして大変申しわけありませんでした。

 

幸雄君、秀雄君、幹雄君、敏子ちゃん、ひで子ちゃん、良介君、敬久君、

みよ子ちゃん、ゆき江ちゃん、光江ちゃん、彰君、芳幸君、恵子ちゃん、

幸栄君、裕ちゃん、キーちゃん、正嗣君、立派な人になって下さい。

 

父上様、母上様、幸吉はもうすっかり疲れ切ってしまって走れません。

何卒お許し下さい。

気が安まることもなく御苦労、御心配をお掛け致し申しわけありません。

幸吉は父母上様の側で暮らしとうございました。


 

 

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映画『ジョーカー』の教訓。

2019年11月23日 | 感動した映画

映画『ジョーカー』の教訓。

徹底した否定の精神。

熊日新聞を無断でスキャンしました。すみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


全文を読みましたぁ~? 理解できましたぁ~?

『資本主義とそのための政治的枠組みである』

『アーサーのような貧困層が出現することは避けられない』 馬鹿な!!

税制による富の再分配を行えば貧困層を救えます!

このブログで20年間言い続けていることです。

 

10月11日のブログを再度アップします。

ジョーカーを見てきました。

観客の多さにビックリしました。

話題の映画なんですね~!

 

ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞の受賞作品ですが、

テレビだったら10分でチャンネルを変えていましたね。

 

いつの間にか¥1,000円が、¥1,100円そして¥1,200円になっている

シニア料金を払っていましたので、最後まで見てきました。(笑い)。

 

世襲される富裕層と世襲される貧民層のお話でした。

貧民街を走る地下鉄で、エリートサラリーマンが殺されます。

犯人はピエロの格好をしていました。

多くの市民がピエロに大喝さいを送ります。

 

香港のデモは、マスクをしていますが、

映画の市民達はピエロの面を付けていました。

日本では決して起こらない市民の行動です。

日本で起こるのは、貧民層同士の”いじめ”だけです。

 

ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞受賞作品ジョーカー!

“狂っているのは僕か? それとも世間か???“ 

”理解できないさ! これが人生だ!”

日本では、決して起こらない貧民層の”もがき”の映画でした。

 

映画の中に、坂本九ちゃんの”幸せなら手をたたこう”が出てきました。

映画の中では、幸せなら足鳴らそうでしたが。

日本が一億総中流だった頃のヒット曲です。

 

この映画は、格差社会を象徴する映画です。

お金持ちの方は見ないがいいです。

お金持ちだと勘違いしている人も見ないがいいです。

富裕層には理解できない映画ですから。

貧困の世襲社会 ←クリック。

 

ヴェネツィア国際映画祭:金獅子賞 受賞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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熊本地震の医療費免除は終了しました。

2019年11月23日 | 熊本大地震

熊本地震の医療費免除は終了しました。

東北大震災の被災者に対しての医療費免除は継続されています。

 

熊本地震の被災者の医療費免除は、2017年9月30日で終了しました。

熊本地震の被災者の医療費は自己負担です。

熊本県の医療費免除は、何のことはない、国の支援制度だったのです。

国の支援制度が終わり、熊本県の支援制度も終わりました。

 

熊本には、病院にも行けない被災者が大勢いますが、

格差を容認するマスコミは全く取り上げません。

 

さてさて、

岩手県のホームページを見ると、

【岩手県内の市町村国民健康保険及び後期高齢者医療制度では、

すべての保険者で平成29年1月1日以降も引き続き、

一部負担金免除を延長して実施します】。と出てきます。

 

岩手県では出来て、熊本県では出来ない。

出来ない理由を知りたいものです。

市議も県議も地元マスコミも何も言いません。

東北大地震の被災者、熊本地震の被災者、何処が違うのでしょうか~?

 

被災地によって、支援方法、支援期間が違います。

岩手県と熊本県、消費税の税率が違うのですかねぇ~?

違うのは、町議、市議、県議の質が違うのです。

自分ファースト議員と県民ファースト議員、質の違いです。

議員を選ぶ、県民の質の違いです。

 

肩書きに弱い、権力に弱い、熊本県民です。

明治維新以後、全九州の中央官庁が熊本県にありました。

(現在は、全て福岡市に移ってしまいました)。

当時の役人根性、役人権力が、県民をいまだに支配しています。

※ お上がされることには、意義申し立てができない県民です。(真実)

 

 

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