ディスプレイによって随分違う


 今日の昼休みに勤め先で新しく購入した高級PCを触ってきた。
 SONYのVAIOの最高峰、typeRというシリーズの中でもいろいろテンコ盛りのヤツ。高解像度UXGA(1600×1200)対応の20インチディスプレイが付いている、黒ずくめで凄いヤツ。typeRだなんて、NSXやINTEGRAじゃあるまいし、なんじゃいその名前はっ、て感じだけれど20インチディスプレイの再現性が高いのには驚いた。
 恩田の森の最新作、を見てビックリ。まあ、写真の綺麗なこと(撮影技術・芸術性の問題ではなく画像としてだ、勿論)。でも、しばらく感心してから気がついた。やけに色がドギツイんだな、これが。

 昔々の安物のドーナツ盤(45回転のシングル盤)とレコードプレイヤー(アンプ・スピーカー一体のヤツだ)のことを思いだした。安物のプレイヤーは低音と高音の再生が難しい。特に小音量で聞くと余り聞こえてこないんだ。だからこういうプレイヤーで再生されることの多いドーナツ盤は、元の音源は同じでも高級オーディオセットで聴かれることの多いLPと比べると低音と高音を強めに入れていたんだな。そうすれば安物のプレーヤーで、小さな音で聴いてもそこそこ聞こえる。
 ところが、このドーナツ盤を高級オーディオセットで再生するとどうなるかと言うと、低音と高音が強くなり過ぎ、低音はドンドン高音はシャリシャリ、所謂「ドンシャリ」と言うことになるわけだ。

 で、写真の話に戻すとだな、安いディスプレイで見ながら加工した写真を高級=再現性の高いディスプレイで見るとコントラストが強すぎ彩度が高く、やけにドギツイ写真になってしまうのだな。「ドンシャリ」写真だ。
 考えて見れば郷秋<Gauche>が愛用しているノートPCとSONYのVAIOの最高峰、UXGA(1600×1200)20インチディスプレイ付きのtypeRとでは安物のレコードプレイヤーと高級オーディオ(どの程度高級かという突っ込みはお断り)、スズキのアルト(今もあるのか?)とメルセデスのSクラスくらいの違いがあるか?

 撮った写真を自分で現像(プリント)していた時にはどの程度の仕上がりにするかは自分の目で見ながら判断できたけれど、デジタルの写真は明るさもコントラストも色合いも、すべてディスプレイを通して見て判断することになる。自分が使っているディスプレイでちょうど良い、本物と同じ明るさ・コントラスト・色合いに見えても別なディスプレイで見ると違った風に見えることがあるわけだ。安物のディスプレイで見ながら加工した写真を高級ディスプレイで見るとドギツく見えるだろうし、その逆だと何だか寝ぼけたような写真に見えるんだろうな。どちらが良いものやら。

 写真は山吹(ヤマブキ)です。今朝の写真は三葉躑躅(ミツバツツジ)。ドギツく見えればあなたのディスプレイは高級品、寝ぼけて見えたら安物と言うことです
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郷秋<Gauche>の独り言、ついにblog化!

 一昨日、「最近やけにblogが流行っている」と書いたばかりではありますが、ついに本日、「郷秋の独り言」もblog化と相成りました。
 もっとも、一昨日の「独り言」をご覧いただければおわかりの通り、blogについてはいささか懐疑的でもある郷秋でありますから、いつでも以前のものに戻れるように、もうしばらくはこれまでのページの更新も続けていきたいと思っております。あるいはこのblogと従来からのページとの使い分けが必要になるのかも知れません。
 まっ、使ってみればblogの方がメインになってしまうような気がしないわけではないのですが・・・。それにしてもこのblogのサーバーの遅いこと。無料だからこんなものでいいと言うことなのでしょうか。
 まずは「独り言」blog化のお知らせまで。

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