JALのジャンボ、全機退役

 新聞等の報道によれば、企業再生機構の支援を受けて再建するJALが保有するジャンボ機(ボーイング747型機)全37機を2010年度末までに28機に減らし、2014年度までに全機退役させるのだと云う。全37機? 郷秋<Gauche>の手元の資料(2009年9月現在)では747-400/28機、400D/8機、400F/2機、400BCF/6機、合計44機となっているが、4ヶ月の間に7機が退役していたと云うことか。
注:400Fは貨物専用機。フレイターの「F」。BCFは旅客機から貨物専用機への改修されたもの。

 報道されているのはジャンボ機を退役させ中・小型機を中心とし運行コストを引き下がるというもので、ジャンボ機以外の今後の機材構成については不明であるが、JASから引き継いだA300もすべて退役させてフリートをボーイングに統一。中型機の767も燃費のいい787にリプレイスして運行経費の更なる引き下げることになるだろうか。

 郷秋<Gauche>は既に何度書いたが、小型機ではボンバルディアとエンブラエルの並存も整理対象となるだろう。まっ、税金が投入されるわけだからボンバルディアとエンブラエルを一掃して、日本企業が総力を注ぐ日の丸ジェット旅客機、MRJへの全面変更をあり得るかな。というより、税金を投入するんだから国産導入は当然だろう。


 今日の一枚は、記事内容に無理やり合わせて撮った、郷秋<Gauche>の自宅上空を飛ぶJAL機。郷秋<Gauche>の自宅のある横浜市青葉区は羽田空港を飛び立った旅客機の通り道で、時間帯によっては3分に1機が上空を通過する。JAL機は赤い尾翼ですぐに判るが、ANA機は尾翼のトリトンブルーが空のブルーに溶け込んで白一色にしか見えない。その点ではJAL機のカラーリングは優れていると云えるか。ちなみに上のJAL機は777-200に見えるけれど、どうだろうか。
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