唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ソニーがSDカードにシフト
ソニーがSDメモリーカードとmaicroSDカードを1月29日から国内で発売することを発表した。ソニーはデジタルカメラ普及の最初期である1997年に富士通と共同開発した「メモリースティック」を発表。翌98年に4MBと8MBのメディアを発売した。当初は既存のスマートメディアのシェアを奪うなど好調だったが、後発のSDカードの台頭と共にシェアを落とし、現在はデジタルカメラ等用のメモリカード市場でのシェアは10%程度と云われている。
ここに来てソニーがSDカードを発売、更にはSDカード対応のデジタルカメラ、デジタルビデオカメラを発表するに至っては、ソニー=メモリースティックの事実上の「敗北宣言」と捉えて良いのだろう。ソニーと云えば1970年代から80年初頭にかけての「VHS-ベータ戦争」での敗北は有名な話だが、またしても自社策定規格のデファクトスタンダード(事実上の標準)化に失敗したと云うことになる。技術力はあってもグループ化戦略に弱い体質は30年経っても変わっていないということだな。
今日の一枚は、SanDisk Extreme III 4GBのパッケージの上に並べてみたメモリースティック。何故か郷秋<Gauche>の引き出しの奥に1998年に発売になったのと同じ4MB、8MBのメモリースティックが埃にまみれていた。4GBと4MB。単位を間違えたわけではない。10年間で容量が1000倍になったと云うことだが、しかし4MBって、今どきJPEGの写真データ1枚分さえも入らない容量じゃないか。
ここに来てソニーがSDカードを発売、更にはSDカード対応のデジタルカメラ、デジタルビデオカメラを発表するに至っては、ソニー=メモリースティックの事実上の「敗北宣言」と捉えて良いのだろう。ソニーと云えば1970年代から80年初頭にかけての「VHS-ベータ戦争」での敗北は有名な話だが、またしても自社策定規格のデファクトスタンダード(事実上の標準)化に失敗したと云うことになる。技術力はあってもグループ化戦略に弱い体質は30年経っても変わっていないということだな。
今日の一枚は、SanDisk Extreme III 4GBのパッケージの上に並べてみたメモリースティック。何故か郷秋<Gauche>の引き出しの奥に1998年に発売になったのと同じ4MB、8MBのメモリースティックが埃にまみれていた。4GBと4MB。単位を間違えたわけではない。10年間で容量が1000倍になったと云うことだが、しかし4MBって、今どきJPEGの写真データ1枚分さえも入らない容量じゃないか。
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