goo blog サービス終了のお知らせ 

2013年F1開幕戦が近づく

 気が付けばもう3月も中旬に差し掛かろうとしている。2013年F1開幕戦、オーストラリアGPはもう来週末ではないか! しかしだ、日本のチームは勿論のこと、日本製のエンジンどころか日本人ドラーバーさえもいなくなってしまったのでは、これまでのような熱い思いで開幕戦を待ち望むと云うことは、残念ながらないなぁ。

 シーズン前のテストも結果からは、今年も速いのはレッドブル。でも、速いのと強いのとは違うと云うのはF1の常識で、速いレッドブル+ベッテルを、速くないフェラーリ+アロンソが追い回すと云う図式は2012年から引き継がれそうな予感。判断しかねるのが、マクラーレンとメルセデスの実力だ。上りっ調子のウィリアムズがどこまで絡めるのかと云うあたりが2013年F1の面白みとなるのではないかと郷秋<Gauche>は予想するが、これ如何に。

 そうは云いながらも、日本人のドラーバーがいないのでは郷秋<Gauche>的には余り盛り上がらない訳で、気持ちは既にエンジンレギュレーションが変更になる2014年、あるいはホンダエンジンが登場するのではないかと囁かれている2015年に飛んでいる。そう、2015年にはホンダエンジンが復活し、再びF1を面白いものにしてくれるのである。

 しかもだ、今では伝説とさえなっている、常勝マクラーレン・ホンダが再登場するのではないかと噂されているだけに、今後の報道から目が離せないのだが、そんなホンダに、F1を(TVで)25年見てきた郷秋<Gauche>はあえて苦言を呈したい。

 云いたいのはただ一つ、本業の調子が良いから、資金がたっぷりあるから参戦、本業の調子が悪いから、資金が無いから撤退と云った、自分の都合で参戦したり止めたりと云う勝手な振る舞いをしないこと。F1はヨーロッパの文化なのだ。文化を担う者は、自分の都合で止めたり、また始めたりしてはいけない。始めた以上は継続することが肝要。フェラーリを、ウィリアムズ、マクラーレンを見よ。勝てない時、苦しいシーズンがあっても、それでも続けて来ているではないか。それでこそ自動車文化の最高峰、F1を担う者である。

 ホンダがもし、第四期F1活動を始めようとしているのならば、もう二度と撤退などせず、どんなに本業が苦しくとも、石にかじりついてでも続けて欲しい。そうでなければユーラシア大陸の東の端の島国からF1に打って出る意味がない。本田宗一郎も、それを望んでいるのではないかと郷秋<Gauche>は思うぞ。


 と云う訳で今日の一枚は、久々に登場の、郷秋<Gauche>のF1コレクション。そもそもがトミカの「おもちゃ」だし、塗装も剥がれ落ちて随分とみすぼらしくなってしまったが、手前がマクラーレン・ホンダMP4/4、奥がウィリアムズFW11Bである。郷秋<Gauche>的に注目して欲しいのは2台のトミカではなく、下の絵。RA302E 3L・V8エンジン透視画は世界屈指との折り紙が付くテクニカル・イラストレーター、大内誠氏の作。郷秋<Gauche>の蔵書「HONDA F1 1964-1968」(1985年 二玄社刊)の綴じ込みイラストである。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )