唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
世界遺産
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産として登録されることになりました。江戸時代のキリスト教弾圧のなかで信仰を守り続けた希少な宗教文化が評価されてのことと報じられております。
日本政府は2015年にキリスト教伝来から禁教期、信仰の復活までに関する14の資産で構成する「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」としてユネスコに推薦書を提出しておりましたが、ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)から「日本の特徴である禁教期に焦点を当てるべきだ」と指摘され、いったん推薦を取り下げ、2017年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として推薦書を提出して今回の登録決定に至ったものです。
信仰の拠り所としての教会(堂)=物から、信仰の歴史・文化を対象とした推薦・登録に変わりましたが、江戸時代を中心とする弾圧の中でのキリスト教信仰の歴史と文化を理解することは、多神教文化の中で生活している多くの日本人にとっては実に難しいものではないかと思うのです。それでも、これまで「隠れキリシタン」と一括りにされていたものが、実は「隠れキリシタン」と「潜伏キリシタン」の二つに明確な違いがあることが知られることとなっただけでもその意義は大きいようには思います。
というわけで今日の一枚は、故三沢博昭氏撮影の「大いなる遺産 長崎の教会」(智書房発行、星雲社発売2000年)の表紙カバー。
【以下、郷秋<Gauche>が最近書いたNikon一眼レフに関する記事】
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第一回・Nikomat編)(2018/06/21)
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第二回・FMシリーズ編)(2018/06/23)
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第三回・FEシリーズ編)(2018/06/27)
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第四回・FA)(2018/07/01)
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第五回・小さなニコンたち編)(2018/07/08)
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第六回・FM3A編)(2018/07/13)
「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは6月26日に撮影した写真を6点掲載いたしております。梅雨明けかと思うほどの猛暑となった森の様子をご覧いただければ幸いです。
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