文部科学省から、コロナ禍による特別措置として今年度に限り教育実習なしでも教員免許取得を認めることが発表された。
遅すぎる。対応が遅すぎる!
なぜなら、教員免許状取得を前提とした教員採用試験が各地ですでに始まっているからである。首都圏では7月12日に一次試験が実施され、現在は二次試験の最中である(自治体によって日程が異なる)。
教員を目指しながらも教育実習が行えないことから教職の道を断念した大学4年生も少なくないことが推測される。教育実習なしでも教員免許取得を認めることが、少なくとも一次試験実施前までに発表されていれば、涙を飲まずに済んだ学生もいたはずである。
教職を諦めたからと云って一般企業への就職が易しい訳ではないことはご承知のとおり。なんとも気の毒なことではあるけれどそれも時の運。厳しい中でも運を呼び寄せることができるかどうかはそれぞれの人間力にかかっている訳で、長い人生の中ではいつかはやって来る苦境が今やってきたと思い立ち向かうしかない。ひょっとして、それが人生最初で最後の難関苦境だとしたら、それはそれで幸運と云えるかもしれないから。
と云う訳で今日の一枚は、土砂降りの後に明るい明日を予見させる今夕の空。
横浜の住宅地に残された里山の四季の移ろいを毎週撮影し掲載しているblog「恩田の森Now」。ただいまは8月9日に撮影した写真を6点掲載いたしております。梅雨明け直後の猛暑に見舞われた森の様子をご覧いだけたら嬉しいです。
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