昨日「彼の国には『潔い』と云う言葉はないのか」と云う小文を書いたのだが、実は私は、「潔」と云う文字に強いこだわりを持っている。それは、私の名前が「潔(きよし)」だから。
あやふやな記憶なのだが、父から数学者、岡潔(数学者、1901(明治34)年- 1978(昭和53)年、京都帝国大学理学部卒業、奈良女子大学名誉教授。理学博士(京都帝国大学)。1960(昭和35)年文化功労者、文化勲章受章)の「潔」だと聞いた覚えがある。
日本の数学者としては名の知れる岡潔だが、世間にその名が知れたのは1960年の文化勲章受章以降のことではないかと思う。私はその5年前の1955年生まれであるので、果たして父が命名の時に岡潔をどの程度知っていのか、今では知る由もない。
で、その「潔」なのであるが、電話などで漢字でどう書くのか説明する時には結構苦労する。「『潔い』の潔です」と云っても「ハァ〜」みたいな反応の時が多いのだ。確かに自分の名前でなければ「『潔い』の潔です」と云われても書けない気がする。頑張って書いてくれた人の文字が、氵の右が契約書の契になっていることも多い。残念、下は「糸」なのだ。
なので「清潔の潔です」と説明することが多いのだが、この場合に届く郵便の宛名は「清」となっていること、氵に契となっていることが多い。「不潔の潔です」と云えば正答確率は上がる気がするのだが、さすがにそれは避けたい。
と云うわけで私の名前は数学者、岡潔「潔」なのですが、数学は最も不得意とするところであり、不潔と云うほどではないとしても、積極的に清潔です、潔いですと云うほどでもない「潔」なのであります。
と云うわけで今日の一枚は、記事本分とは何の関係もない開花直前の菊の花。明日は見事に咲いた菊を見ることができるだろうか。
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