Stellantis。「ステランティス」と読みます。聞きなれないのも当然で、つい4日前(2021年1月16日)に誕生した世界第4位の自動車メーカーです。とは云っても、元をただせばフランスのグループPSAと、イタリアのフィアットとアメリカのクライスラーが合体したフィアット・クライスラー・オートモービルズが合併した会社です。
会社としては2社の合併ですが、持っているブランドは膨大で、主なものだけでもPSAがプジョー、シトローエン、オペル、DS、フィアット・クライスラーがフィアット、アバルト、アルファロメオ、ランチャ、マセラーティ、ジープと多彩です。
日本における輸入車市場はおおよそ30万台ほどですが、そのうちの2/3をメルセデス、VW、BMW、アウディと云ったドイツのブランドが占めております。ですからステランティスとしては残りの10万台の中でルノー(フランス)、ボルボ(スウェーデン)に負けないように、かつ自社のブランドが食い合わないように、上手くマーケティングしなければならないわけですね。
ステランティが持つブランドの多くはすでに日本で一定のシェアを持っていますが、その中での注目は15年振りに日本市場に帰ってくるオペルです。ステランティスが持つブランドの多くはフランスとイタリアのものですが、この、所謂イタフラ車はデザインの良さは認められても信頼性については常に???が付いて回ったものですが、オペルはドイツのブランド(実はGMの血が入っているのですが)ですからね。
現在のオペルはCセグメントが中心ですが、ブランドイメージとしては同じドイルのCセグメント中心のメーカー、VWのちょっと下、廉価版的イメージでしょうか。かつて、TVドラマのヒロインが(ドラマの中で)オペルのVitaに乗っていたことから大ブレークしたことがありましたが、そんなちょっとしたきっかけがあるとブレークの再現もあるのかな?とは、かつてのオペル・アストラオーナーの贔屓目でしょうか。
と云う訳で今日の一枚は、Bow(池田和弘)氏のイラストによるステランティス・ブランドの名車たち。ランチャとマセラーティは残念ながら画面の構成上省略。クライスラーのブランドは端から郷秋<Gauche>の目には入っていない(^^)。
横浜の住宅地に残された小さな湯の里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは1月16日に撮影した写真を4点掲載いたしております。冬の森の様子をご覧いただければ嬉しいです。
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