十一手?



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 冬枯れの雑木林の中で30センチ程もある大きな葉を広げる八手(やつで。ウコギ科ヤツデ属。常緑低木)。大きな葉が8裂しているから人の手になぞらえて八手(八つ手とも)。でも、上の写真をよく見ると11裂していますので八手ではなく十一手と云いたくなりますが、植物の名前としては「八手」です。

 この「八」は、数としての8に限定したものではなく「多くの」と云う意味なのです。末広がりの「八」は縁起の良い数字でもありますから、七や九ではなく八なのでしょう。八重咲きの花は豪華で見応えがありますが、考えてみるとこれも花弁が8枚あると云うことではなく、たくさんある、と云う意味での八重咲きです。

 ほら、「八百屋」とも云うでしょう。800種の野菜を売っているのではなく、たくさんの種類の野菜を売っていると云う意味。嘘八百も800の嘘ではなく、嘘ばかり、と云う意味ですね。八百の上には八百万(やおよろず)と云う言葉もあります。そう八百万の神様です。日本では有りと凡ゆる物に神様が宿ると云われていますね。さすがに800万は多過ぎのような気もしますが。

横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは2月8日に撮影した写真を4点掲載いたしております。厳しい寒さの中にも浅春の気配を感じることができるようになった森の様子をご覧いただけましたら大変嬉しく思います。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/c7b7b29a4e4be0f3d96bbd3b8b110d69

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