昨年末に、久しぶりにサン=テグジュペリの「星の王子さま」を手に取ったことを書きましたが、実はまだ読み終わっておりません。だって気が向いたときに、夕刻のビールタイムに2、3ページずつ読むだけだから。
だから今夕、ようやくあの有名な「心で見なくちゃ、物事は良く見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」までたどり着きました。そして更に3頁程読み進んだところで示唆に富んだ言葉を見つけました。
「人間ってやつぁ、いるところが気にいることなんて、ありゃしないよ」。テグジュペリは転轍手に、こう云わせているのです。(岩波少年文庫2010 118頁)
実は、一昨日書いた「冬好日」について、Facebookの方に「『好日』は好きな言葉です。万々歳ではないけれど、それでも今日一日をまずは良しとしよう、仕方ないよね、もっと悪い日だってあるんだから・・・。半ば諦めの気持ちを抱きながらも、おかげさまで兎にも角にも今日一日を乗り切れた。分不相応な、完璧な幸せを望まず現状で満足する、そんな控えめな気持ちが『好日』には含まれているように思えてなりません」と書きました。
私は「好日」と云う言葉の中に「足るを知る」を見出したのでしたが、今日読んだ「星の王子さま」に出てきた 「人間ってやつぁ、いるところが気に入るなんて、ありゃしないよ」は、まさにこのことを云っているのではないかと思った次第です。
横浜の住宅地に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは1月22日に撮影した写真を5点掲載いたしております。冬の森の様子をご覧いただければ嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.
#サン=テグジュペリ #星の王子さま #名言