使えないバッテリーパック

 Nikon(ニコン)の一眼レフDシリーズ(Fマウント)とノンレフレックスZシリーズ(Zマウント)のお話です。

 Zシリーズの最大のウイークポイントは、Dシリーズの光学ファインダーに対して性能が圧倒的劣るEVFと、そしてバッテリーライフが極端に短いことです(注)。ファインダーの性能に関してはノンレフレックスと云う成り立ちそのものに起因しますので如何ともし難いのですがバッテリーライフの改善についてはいくつかの方法があり、その一つかつ一番簡単なのが外付けのバッテリーパックを用意することです。

注:D850が標準バッテリーで約1840コマとされている撮影可能コマ数に対して、Z7はわずか330コマ(ファインダーのみ使用時)。D850を使う郷秋<Gauche>の撮影スタイルでの撮影可能数は公称の1/3の約600コマですので、同じスタイルでZ7を使えば100コマしか撮れないことになる。

 そのバッテリーパックMB-N10がようやく発表になりました(11月8日発売)。が、案の定、まったく使い物にはなりません。

 だって、ホントにバッテリーパックの機能しかなく、当然のこととして期待される縦位置用のシャッターボタンや絞り設定、露出補正の為のボタンがついていないのです。それは、D800やD850の底面にはある電子接点がZシリーズの底面にはないことに気付いた時から危惧されていたことなので「やっぱり!」と云う事ではありましたが。

 光学式ファインダーには到底太刀打ちできないEVF。そしてわずか100コマしか撮れないバッテリーライフ、それを倍に伸ばすことができたとしても(それでもD850の1/3)縦位置用のシャッターボタンもないバッテリーパックではまったく使い物になりません。

 そんなこんなを考えるにつけSLRの優位は当分続くだろう、と云うことは郷秋<Gauche>がD850からZ7に乗り換えることは当分(あるいは一生)ないだろうと云うことになりますなぁ。Nikonさん、頑張ってよ!

 blog「恩田の森Now」 https://blog.goo.ne.jp/ondanomori には10月15日に撮った写真を6点掲載いたしております。超大型の台風が通過した後の森の様子をご覧いただければ幸いです。

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