唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
野鳥を呼ぶ庭づくり
そんな庭になって来たでしょうか。横浜の住宅地の中にある家ですので、勿論広い庭がある訳ではないのですが、多少なりとも地元の里山に近い庭をつくろうと意識はしてきました。クヌギやコナラと云った落葉樹を植えられると良いのですがそうもいかず、適当に植えた木がほとんどではあるのですが、この本によると少しはそれらしい木を植えていたようです。
「野鳥を呼ぶ庭づくり」(藤本和典著 新潮選書 2005年3月20日)によれば、野鳥を呼ぶ庭とは近所の里山に近い庭であり、そこにはこんな木を植えれば良いと書かれているのですが、郷秋<Gauche>が住む横浜辺りで良いとされている木のうち、エゴノキ、ヤマボウシが各二本あります。鳥が好んで食べると云う南天も二か所で伸びて来ています。もっともこれ以上は大きくなる木は植えられませんが、ムラサキシキブとツルウメモドキくらいなら植えられそうです。
特に野鳥が好きだと云う郷秋<Gauche>ではないのですが、三週間程前に庭の南東の角に植えたクスノキからメジロの雛が落ちているのを見つけてから急に意識するようになりました。しばらく前から多分メジロだろうと云う鳴き声を聞いてはいたのですが、まさに庭のクスノキに巣を架けていたとは思いもよりませんでした。小鳥が来る庭にするためには水場が必要だとは知っておりましたが、メダカを飼うための二つの蓮鉢がその役目をしていたのかも知れません。
小さな庭が既にジャングルのようになっていますのでこれ以上大きくなる木を植えることは叶いませんが、野鳥が好みそうな庭―それは近所の里山のような庭と云う事になる訳ですが―、もっと里山に近い庭を目指して少して手を入れてみたいなと思うこの頃です。
我が家の南側の庭。左上で茂っているのがクスノとエゴノキ、南西・北西の隅にヤマボウシ、南東の角にもう一本エゴノキがあります。近々に植木屋さんに入ってもらうのですが、鳥の巣には極力触らないようにお願いをしてあります。
今週末は晴耕雨読
正しくは「雨弾晴写」だな。
5月に入ってから身体がすっきりせず、特に連休明けからは酷い咳が続いて最悪の体調でした。その咳もようやく収まりそうな気配で、明日は三週間振りの散歩&撮影に出かけられるかと楽しみにしていたのですが、どうやら雨催いの天気。残念。明日はおとなしく家でチェロを復習い、天気が回復する日曜日に散歩&撮影と云うことになりそうです。心と身体の疲れは、里山の自然が癒してくれます。
いくつものニコンの噂
果たしてどこまで当たっているのか、どこからが単なる希望なのかまったく判りませんが、Nikon(ニコン)から出る「かも」知れないいくつもの製品について書かれています。
http://nikonrumors.com/2015/05/12/what-to-expect-next-from-nikon.aspx/
ここ数カ月、道具に対する興味が急速に薄れてきています。DSLR黎明期の10年前ならいざ知らず、デジタルカメラがすっかり成熟した今となっては、道具の良し悪しと作品の良し悪しの相関関係はほとんどないんじゃないかと思えて来たからです。良い道具よりも、自分の感性を磨く事、手持ちの機材の性能を最大限に生かすことの方が良い作品への近道だろうと、今更ながらに思うこの頃です。
まだいたんですね
トヨタ・カローラのお話です。http://www.webcg.net/articles/-/32513
1966年の登場以来まもなく半世紀なろうかというトヨタ・カローラ、11代目の現行カローラがマイナーチェンジしたそうです。CGによれば磨きこまれた「普通」なのだそうです。
それにしてもカローラ、たいしたものですね。同クラスのクルマとしては日産・サニー、マツダ・ファミリア、ホンダ・シビックがありましたが、いずれも過去形(シビックは海外向けで存続)となったのに対して、カローラは健在です。販売台数こそ売れ筋のアクアの1/2~1/3程度ですが、それでも毎月1万台弱を売っている、逆サイドから云えば毎月1万もの方がカローラを買っていると云うことですよ。まったくもってたいしたことだと思います。
さて、その11代目カローラのマイナーチェンジ版、先にも書いたように磨きこまれた「普通」、「乗った瞬間、すぐわかる濃密なカローラ感」だそうですから、フツーなクルマとしては大変良く出来ていると云うことなのでしょうね。カローラでいいや、ではなくカローラ「が」いいというカローラファンに、今月も来月も買い続けられるのでしょうね。それにしても「濃密なカローラ感」って、どんな「感」なのでしょうか。水も滴るフツー感?
マクラーレン・ホンダの残念な結果
日曜日のF1のお話しです。
予選では参戦以降初めてのQ1突破で決勝レースの結果を大いに期待したのでしたが、まったく期待外れとなりました。取り分けブレーキのトラブルは頂けませんね。次戦はモナコ。カタルーニャ以上にブレーキに負担がかかるコースです。と云うか、空力やエンジンン以上にブレーキ性能が大切なサーキットと云っても良いほど。同時にGPコースきってのドライバーズコースでもあります。ですから、ブレーキに問題が解決すれば、マクラーレン・ホンダにとってはかなり有利なコースとも云える訳ですね。頑張れ、マクラーレン・ホンダ!
エゴノキ
昨日に続いて我が家の庭木の花、今日はエゴノキ(学名Styrax japonica、エノノキ属エノノキ属)の花。郷秋<Gauche>は、出来るだけ親しみを持っていただけるように草木のまずは名前でご紹介するようにしているのですが、このエゴノキはご紹介すべき漢字の名前を持っていないようです。
昨日ご覧いただいた山法師は上を向いて昨花故に下からでは花が見えない、撮りにくいと書きましたが、エゴノキはその逆で花は長い花柄にぶら下がるように下を向いて咲きますので、花の下に行って真上を見上げるようにして撮ることの多い花です。
以前に読んだものに、花が下向きに咲くのは、蜜だけを取って受粉の役に立たない昆虫を咲かるためだと書かれていたように記憶していますが、多くの植物が子孫繁栄のためにと工夫して花を咲かせる、その努力に頭が下がる思いです。
Facebookからblogに飛んでくださった方の中には「この写真、見たことあるぞ」と思われた方もおいでかと思います。そうです、昨日からFBのカバー写真のオリジナルです。ただし、超横長のトリミング、明るさ・コントラストの調整だけではなく、FBのカバー写真は回転させ更に左右を反転する加工をしています。暗室で印画紙に焼く時に出来る程度の加工は、郷秋<Gauche>もしております。
山法師
庭の山法師(ヤマボウシ、学名Benthamidia japonica、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属)の花が咲きました18年前この土地を求めた時に、一区画に一本ずつ植えられていた木ですから我が家で一番古い気のはずなのですが、剪定せずとも余り大きくならない不思議な木です。もともと北東の隅にあったのですが一度少し場所を動かし、更に北西の隅に植え替えていますのでそのせいなのかも知れません。
白い擬宝珠のような形の、花弁に見えるのは実は総包片。その中央に見える黄緑色のものが本当の花で、小さな花が球状に集まったものです。花は上を向いて咲きますので下から見上げても葉に邪魔されて花が見えません。この写真は二階の窓から身を乗り出して撮ったものです。
庭木として人気のある花水木(ハナミズキ、学名Cornus florida、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属)は近縁ですがこれは外来種。山法師の方は学名japonicaと付くことからわかるように在来種です。花水木の事をアメリカヤマボウシと呼ぶのは、アメリカ原産で日本在来のヤマボウシに似ているからでしょうね。
マクラーレン・ホンダ、Q1突破!
2015年F1第5戦スペインGPのQ1で、マクラーレン・ホンダが一時アロンソ5位、バトン6位と大健闘しQ1を突破、初のQ2進出。残念ながらQ2突破はなりませんでしたが、シーズン開幕直前のテストでは満足に走れもしなかったことを考えれば大進歩です。明日は13、14グリッドからのスタートとなりますが、アロンソの母国GPですから決勝レースでは活躍を大いに期待したいものですね。
しかし、さすがと云うべきかマクラーレン・ホンダ。5戦目にして良くぞここまで来たものです。と云うか、マクラーレンにしてもホンダにしてもブランドイメージをかけての戦いですからね、いつまでも「走るシケイン」でいる訳にはいかないのです。
マクラーレンとしては価格面でフェラーリ458と競合できる3160万円と云う「お手頃価格」の650Sを発表したばかりで、超高級スポーツカーマーケットに切り込むためにも、ホンダとしてもホンダジェットとNSXの販売開始を目の前にして、何としても「速くてカッコイイ」ブランドイメージを高めるためにも負けられない訳です。
ホンダとマクラーレン、両者の思惑が一致してのF1での協業、両社共に威信をかけての戦いです。人・物・カネ・情報を大量に投入していることは間違いがありませんからQ2進出くらいではまったく満足しておりません。スペインGP決勝レースでのポイントゲットで更に弾みをつけて、F1GPきってのテクニカルコースであるモンテカルロではドライバーのアドバンテージを生かしてQ2突破、カナダから戻ってのヨーロッパラウンドではQ3進出どころかウィリアムズやレッドブルをカモルくらいのつもりでいることでしょうね。面白くなってきた今年のF1。たまには見て、応援してあげようかな(^^)
素敵過ぎる神奈川新聞
久々の言葉のお遊びです。親愛なる神奈川新聞にこんなタイトルの記事。
「タクシーに横断中
はねられ男性死亡」
まずもって、お亡くなりになられた方のご家族には謹んでお悔やみを申し上げますと共に、悲しみが一日も早く癒されることをお祈り申し上げます。
さて今日のお題は、神奈川新聞の素敵過ぎる記事のタイトルです。新聞ですので勿論縦書きな訳ですが、それを横書きにしても上記の通り、途中で改行されているのです。一行目に「タクシーに横断中」。まったく日本語になっていませんね。二行目まで読むと「タクシーに横断中はねられ・・・」となる訳ですが、これでも変。「「タクシーに『、』横断中はねられ・・・」と、読点を入れると理解できる(多分、正しい)日本語になります。
文字数から云ってタイトルが途中で改行されることは判っている訳ですから、ここは「横断中タクシーに」(改行)「はねられ・・・」とするべきでしょう。シロートが運転する自家用車にではなく、プロのドライバーが運転するタクシーにはねられたことを強調したかったのであろう記者の気持ちは良くわかりますが、タイトルが一段に何文字入るのか承知のはずの記者ですから、そこまで計算してタイトルを考えて欲しいものですな。
と、言葉のお遊びを書いた日に限って(って、いつもだけど)誤字・脱字・ミスタイプがあり、厳しいお方から、人の事を云えんだろう!とお叱りを受けている郷秋<Gauche>です。そんな厳しいお叱りは、お受けいたしますが、どうぞどうぞ、そっとお知らせくださいな。特に「加賀行き」じゃなかった「かがやき」方面のお方(^^)
P.S. 昨日は絶不調であった郷秋<Gauche>ですが、念入りな消毒が功を奏したのかかなり改善されてきました。明日には元気で散歩に行けるかな?
姫蔓蕎麦
お許しください。今日の記事はFacebookに投稿したものの二番煎じです。
今どき道端で見かける「雑草」、姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)。「蕎麦」の名前の通りソバとは親戚ですが、本家のソバがタデ科ソバ属であるのに対してこちらはタデ科イヌタデ属の多年草。
原産地はヒマラヤ。日本にはロックガーデン用として明治時代に導入されたようですが、今ではすっかり雑草化しています。この写真からは小さピンク色の花が球状に集まった金平糖のような形をしているのは判りにくいでしょうか。花期は4月中旬から10月ですが暑い盛りには一時花が姿を消します。
園芸店ではポリゴナムの名前で販売されていますが、道端で咲いているものを切って来て水に差し、根が出たところで植えればすぐに根付き増えて来ます。郷秋<Gauche>の庭のものも道端から取って来たもの。我が家の庭は、赤花夕化粧、昼咲き桃色月見草、シロツメクサ、姫蔓蕎麦と雑草ばかりです。
iPhoneじゃダメなんですかねぇ
http://nikkan-spa.jp/844162
◆クラシックも販売終了し、iPod難民の行く末は?
一世を風靡したiPodクラシック。昨年に販売が終了し、一つの時代が幕を閉じたが、“難民”と化した音楽ファンはどこへ向かうべきなのか? 多様化する音楽再生の未来に迫った。
iPhoneには音楽を聴く機能があるんですが(そんなこと知ってるって!)、これじゃぁ、だめなんですかね。郷秋<Gauche>的にはiPhoneと地元audio-technicaの5千円のイヤフォンで十分なんですが。電車の中で、歩きながらこれ以上の音質は望みません。ホントに音楽を楽しみたい時にはコンサート会場に足を運びます。ホールなら、はるかに豊かな時間を過ごすことができます。旧知の音楽仲間を見つければ開演前のビール、休憩時間のワインと共に音楽談義も楽しめます。
そう云う郷秋<Gauche>も学生時代にはそうではありませんでした。炊いたご飯に味噌をつけて食べてまでして10万円もするレコードプレイヤー(DENON DP-3000+オーディオクラフトのオイルダンプアーム+DL103)を買ってみたり、Jazzの重低音を楽しむ為にフォステクスの20センチのフルレンジ(FE203)でバックロードホーンをノコギリ手挽きで自作したりもしたものです。そんなことを考えれば、今どき電車の中で10万円のハイレゾ高音質で音楽を楽しみたい方がいても不思議ではありませんね。
と云う訳で今日の一枚は、近頃自宅でも最も活躍してくれている小さなオーディオセット(^^)
ホンダジェット、主翼の謎
この連休中に日本各地の空港でお披露目が行われているホンダジェット。最新の技術を投入し、既存の同クラスビジネスジェットに比べて高い動力性能と燃費性能を実現したとホンダは謳っている。独自に開発したエンジンが軽量コンパクトで燃費が良いのと、主翼の上に配置したエンジンン、コックピット周りの空力特性を最適化した結果だとホンダは云うのだが、郷秋<Gauche>にはどうしても解せない点が一つある。
それは余りにも直線的な、直線定規だけで線を引いたような主翼である。最新鋭の旅客機であるボーイング787の優雅な弧を描いた主翼を思い出して欲しい。最新の空気力学研究の成果を取り入れた最も優れた翼とは、今日のF1マシンのフロントウイングしかり、787しかり、このような曲線で構成されているのではないのか。ホンダジェットの主翼は、ホンダエンジンを搭載したウィリアムズやマクラーレンが勝ちまくった1980年代後半のF1マシンのフロントウイングにそっくりなのである。
直線定規だけで書かれたフロントウイング全盛のF1の世界に美しい曲線でをもったウイングを持ちこんだのが1991年のジョーダン191である。フロントウイングだけではなくボディの随所に空力を意識した曲線が使われ、更にグリーンとブルーのセンスの良いカラーをまとった美しいマシンであった。リザルトはともかく、長いF1の歴史においても最も美しいマシンの一つであることは間違いない。
話が逸れたが、云いたいのは直線定規だけで描かれた翼よりも、787のような翼全体がスムーズな曲線で描かれた翼の方が空力性能が良いのではないかと云うことなのだ。F1のウイング、ヒコーキの翼がそのような歴史を辿っているのだから間違いはないはずだ。なのにだ、ホンダジェットの主翼は余りにも一直線なのだ。
郷秋<Gauche>が思う理由はただ一つ、コストの問題だ。787の主翼は日本の三菱重工業が、これまた日本の東レの素材を使って製造している。大きな「しなり」を許容しながら高い強度を持ちそれでいて軽量と云う、優れものの主翼なのである。このタイプの主翼が今後は787以外の旅客機にも採用されていくことと思われるのだが、問題はコストだ。
余りにも高価すぎで、高性能で高燃費だけれど同時に低価格も目指さなければならなかったホンダジェットには、この炭素繊維複合素材の主翼は採用出来なかったのだろうと郷秋<Gauche>は想像するのだ。しかしだ、ヒコーキはクルマと違って4年ごとにモデルチェンジするのではなく20~30年と云う長い年月をかけて進化しつつ製造が続けられるものだ。
ホンダジェットも販売が軌道に乗り製造コストの低減と更なる先行投資が可能になれば、2025年辺りからは炭素繊維複合素材の美しい曲線をまとった主翼が採用されるかも知れない。果たしてより美しく変身したホンダジェットを見ることが出来るだろうか。
(たくさんあったミスタイプを修正、推敲しました。2015/05/05 12:50:00)
君子蘭
名前に「蘭」と付くがラン科ではなくヒガンバナ科クリビア属。本当の「君子蘭」は別にあり、正しい名前は「受け咲き君子蘭」と云うらしいが果たして父は知っていただろうか。とまれかくまれ父が愛でた花であることに変りはない。
明治神宮の森
郡山に帰って来ました。めったに見ないテレビを見ました。「明治神宮・不思議の森」(NHK)。明治神宮の森は,100年前に人工的に作られた森であることは知っていましたが、その成り立ちと今を見ることができました。満足。
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