去る4月19日まで計17回にわたってレポートした、ウサギさんチームM3中戦車リーの制作記事が、模型サークルの仲間に好評であったらしく、複数の方から「インテリア付きの戦車キット記事は楽しんで読めるから、またやってみたらどうか」と勧められました。私自身も、インテリアまで作るのは大変でしたがとても楽しかったので、機会があれば、別のインテリア付きの戦車キットを作ってみようかな、と思いました。
いつもお世話になっているA氏からは、「38(t)戦車は、インテリア付きのキットが幾つか出てるよ、これでチャレンジしてみたらどうやね」とのメールを頂きました。そういえば、プラッツから出ているガルパン公式キットの38(t)戦車のパーツにも、インテリア部分の一部が含まれており、元のドラゴンのキットがインテリア付きであったことを伺わせます。以前の記事で述べたように、元のキットはE/F型であるようで、そのインテリアパーツの一部を省いたものが、プラッツから出ているガルパン公式キットです。
つまり、プラッツのガルパン公式キットをそのまま組んだだけでは、インテリアの完全な再現は不可能であるわけです。そこでA氏が言うには、ドラゴンの元のインテリアキットを購入して、それでガルパンのカメさんチーム搭乗車を作ったらどうか、ということです。なるほど、そういう手もあるか、と思いまして、この形で取り組んでみる気になりました。
この案を読者のN氏にも伝えたところ、ネット上でダウンロード出来るという、ドラゴンの38(t)戦車キットの組み立て説明書をメールにてわざわざ送って下さいました。細かく見て行くと、E/F型のキットのそれのようでした。
ところが、カメさんチームの38(t)戦車の公式キットは、外見上はE/F型であるものの、上掲の劇中シーンにみられる内部のディテールはE/F型とは異なります。模型サークルの知人の一人で茨木市在住のI氏がドイツ戦車に大変詳しい方なので、メールにて画像を送っておいて電話にて判断を仰いだところ、「G型以降のタイプだよ。君が送信してくれたアニメの画(上画像)で、片眼鏡の子(河嶋桃)が肘をかけてる箱状のものは無線機なんだが、E/F型ならば右壁面に縦にセットされてるんだ。中央に横に並べてるのはG型以降からなんだ」と教えていただきました。
「E/F型とG型は、外見上も違うのですか?」
「細かい所では違うけど、全体的にはほぼ一緒のはずだよ。むしろガルパン戦車の仕様に作る方が色々と相違点が出てくるんじゃなかったか」
「そのようです。外見がほぼ同じで、内部がG型以降ということであれば、ドラゴンの、G型以降のキットを入手すればいいわけですね?」
「うん、ドラゴンのキットではG型の他にS型も出てるはずだ。S型は内装はG型そのままだから、キットの中身も同じじゃないかな。どっちも数は少ないから、買うんなら早めに確保しておくほうがいいな」
「E/F型のキットとは、やっぱりパーツが違うのですか?」
「そのはずだ。俺も記憶があやふやになってるから断言しかねるけどな、B型とかE/F型のはパーツがプラ材だけだったと思う。G型とかS型の方はパーツにエッチングが加わってたと思う」
「すると・・・、河嶋桃が肘を掛けてる箱、無線機でしたか、それがエッチングパーツなんですか?」
「そのはずだよ」
調べてみたところ、I氏の仰られる通りでした。さすがにボービントンやムンスター、クビンカなどの戦車博物館へも行って実車を見学し研究されている方だけのことはあります。ところが、キットの方は残念ながらG型もS型も品切れ状態で、店頭にも通販サイトにも無いという有様でした。
そのことを模型仲間にメールで連絡して実質上は泣き付いたところ、箕面市在住のS氏が「ウチにS型のやつがある。ずっと積んでるだけなんで、譲るよ」と応じて下さいました。
つまり、上画像のキットです。燃料タンク車を牽引しているタイプですが、戦車本体の外見とインテリアはG型と同じだそうなので、私も有難く頂戴することにしました。S氏は大の日本酒好きであるので、大洗の酒を御礼に贈ることに決め、4月中旬の訪洗にて大久保酒店の「桂利奈」を購入して発送しました。
ところが、昨日宅急便にて届いた品は、S型ではなくてG型のキットでした。不思議に思ってS氏に問い合わせたところ、「いやー、探したらG型のやつもあったんで、そっちに替えて送ったけど、あかんかったかな?」と苦笑していました。
「いえ、とんでもありません、G型で結構です。有難うございます」と返すと、「贈ってくれた「桂利奈」は良かったで。茨城県には行ったことは無いが「月の井」の名は聞いたことがある。名門の老舗だと聞いたが、ガルパンのキャラクターにちなんだ名前で酒を売るなんて洒落てるねえ」と笑っていました。
「これでM3リーに続くインテリアキットの製作を楽しめるわけやな。ま、頑張ってや」
「はい、頑張ります。いつから作りはじめるかはまだ決めてないんで、気長に待って下さい」
「気長にか、ははは。AさんやIさんはけっこう楽しみにしてるらしいんで、なるべくなら早よう作ったってくれや」
「前向きに検討させていただきます」
実は前向きどころか、キットを目の前にして、作りたい気持ちが湧き上がってきている。ガルパンの生徒会三役の気分になって劇中シーンの数々をリアルに追体験出来るはずなので、とても楽しみになってきています。いつ作ろうかな・・・・。
いつもお世話になっているA氏からは、「38(t)戦車は、インテリア付きのキットが幾つか出てるよ、これでチャレンジしてみたらどうやね」とのメールを頂きました。そういえば、プラッツから出ているガルパン公式キットの38(t)戦車のパーツにも、インテリア部分の一部が含まれており、元のドラゴンのキットがインテリア付きであったことを伺わせます。以前の記事で述べたように、元のキットはE/F型であるようで、そのインテリアパーツの一部を省いたものが、プラッツから出ているガルパン公式キットです。
つまり、プラッツのガルパン公式キットをそのまま組んだだけでは、インテリアの完全な再現は不可能であるわけです。そこでA氏が言うには、ドラゴンの元のインテリアキットを購入して、それでガルパンのカメさんチーム搭乗車を作ったらどうか、ということです。なるほど、そういう手もあるか、と思いまして、この形で取り組んでみる気になりました。
この案を読者のN氏にも伝えたところ、ネット上でダウンロード出来るという、ドラゴンの38(t)戦車キットの組み立て説明書をメールにてわざわざ送って下さいました。細かく見て行くと、E/F型のキットのそれのようでした。
ところが、カメさんチームの38(t)戦車の公式キットは、外見上はE/F型であるものの、上掲の劇中シーンにみられる内部のディテールはE/F型とは異なります。模型サークルの知人の一人で茨木市在住のI氏がドイツ戦車に大変詳しい方なので、メールにて画像を送っておいて電話にて判断を仰いだところ、「G型以降のタイプだよ。君が送信してくれたアニメの画(上画像)で、片眼鏡の子(河嶋桃)が肘をかけてる箱状のものは無線機なんだが、E/F型ならば右壁面に縦にセットされてるんだ。中央に横に並べてるのはG型以降からなんだ」と教えていただきました。
「E/F型とG型は、外見上も違うのですか?」
「細かい所では違うけど、全体的にはほぼ一緒のはずだよ。むしろガルパン戦車の仕様に作る方が色々と相違点が出てくるんじゃなかったか」
「そのようです。外見がほぼ同じで、内部がG型以降ということであれば、ドラゴンの、G型以降のキットを入手すればいいわけですね?」
「うん、ドラゴンのキットではG型の他にS型も出てるはずだ。S型は内装はG型そのままだから、キットの中身も同じじゃないかな。どっちも数は少ないから、買うんなら早めに確保しておくほうがいいな」
「E/F型のキットとは、やっぱりパーツが違うのですか?」
「そのはずだ。俺も記憶があやふやになってるから断言しかねるけどな、B型とかE/F型のはパーツがプラ材だけだったと思う。G型とかS型の方はパーツにエッチングが加わってたと思う」
「すると・・・、河嶋桃が肘を掛けてる箱、無線機でしたか、それがエッチングパーツなんですか?」
「そのはずだよ」
調べてみたところ、I氏の仰られる通りでした。さすがにボービントンやムンスター、クビンカなどの戦車博物館へも行って実車を見学し研究されている方だけのことはあります。ところが、キットの方は残念ながらG型もS型も品切れ状態で、店頭にも通販サイトにも無いという有様でした。
そのことを模型仲間にメールで連絡して実質上は泣き付いたところ、箕面市在住のS氏が「ウチにS型のやつがある。ずっと積んでるだけなんで、譲るよ」と応じて下さいました。
つまり、上画像のキットです。燃料タンク車を牽引しているタイプですが、戦車本体の外見とインテリアはG型と同じだそうなので、私も有難く頂戴することにしました。S氏は大の日本酒好きであるので、大洗の酒を御礼に贈ることに決め、4月中旬の訪洗にて大久保酒店の「桂利奈」を購入して発送しました。
ところが、昨日宅急便にて届いた品は、S型ではなくてG型のキットでした。不思議に思ってS氏に問い合わせたところ、「いやー、探したらG型のやつもあったんで、そっちに替えて送ったけど、あかんかったかな?」と苦笑していました。
「いえ、とんでもありません、G型で結構です。有難うございます」と返すと、「贈ってくれた「桂利奈」は良かったで。茨城県には行ったことは無いが「月の井」の名は聞いたことがある。名門の老舗だと聞いたが、ガルパンのキャラクターにちなんだ名前で酒を売るなんて洒落てるねえ」と笑っていました。
「これでM3リーに続くインテリアキットの製作を楽しめるわけやな。ま、頑張ってや」
「はい、頑張ります。いつから作りはじめるかはまだ決めてないんで、気長に待って下さい」
「気長にか、ははは。AさんやIさんはけっこう楽しみにしてるらしいんで、なるべくなら早よう作ったってくれや」
「前向きに検討させていただきます」
実は前向きどころか、キットを目の前にして、作りたい気持ちが湧き上がってきている。ガルパンの生徒会三役の気分になって劇中シーンの数々をリアルに追体験出来るはずなので、とても楽しみになってきています。いつ作ろうかな・・・・。