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大洗磯前神社の幣門前に着きました。今日も快晴、間違いなく大洗明神の御加護であると確信し、感謝の礼拝を捧げるべく門に近づきました。
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広場の横には枝垂桜が満開の姿を見せていました。潮風にも花びらが散らず、開花してから日も浅いようです。
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桜を見ていると、どうしても奈良の桜のことを思い出します。いにしえの、奈良の都の八重桜、今日九重に匂いぬるかな・・・です。この歌は伊勢大輔の作だということになっていますが、紫式部が後輩の伊勢大輔のために作ってあげたという説もあります。藤原時代の歴史って、けっこう謎に満ちてて面白いのですよ・・・。
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幣門をくぐろうとして、視界にガルパン大絵馬が入ってきたので立ち止まりましたが、角度的に前回とは違う位置にあることに気付きました。
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拝殿前に進んで見ると、神前の絵馬は向って右側、干支の午のそれのみに戻っていました。ガルパン大絵馬を神前左前に置くこと自体には色々と批判もあったようですし、神社の方でも全面的に賛成ではなかったらしいと聞きました。結果として、拝殿前から遠ざけられたわけですから、やはり違和感が拭えなかったようですね・・・。
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ガルパン大絵馬は、拝殿前から横の小侍屋の前に移されていました。最初からこういう感じに置けば良かったんじゃないですかね・・・。
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威風堂々たる午の大絵馬の脇には奉納の神酒が並んで彩りを添えていました。これぞ神前の景色ですね。
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拝殿廻縁の脇より本殿の方を見ました。藁葺き屋根の建物が少しだけ見えました。
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拝殿向拝の左側の木鼻は、獅子の形に象られて神域を守る役目も果たしています。江戸期の神社建築は、細部の彫刻部分が優れている遺構がけっこう多いので、飾りの少ない古代や中世の神社のそれに比べれば、見どころが豊富です。
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現在の大洗磯前神社の建物は、大部分が水戸藩による修造であるので、徳川氏の霊廟もしくは神社建築の絢爛たる装飾意匠の系譜のうちには確実に含まれます。日光東照宮の豪華さばかりが話題になりますが、将軍家よりも御三家、尾張、紀州、水戸の各藩の方がむしろ神社建築を多く修築しているので、遺構の上では大洗磯前神社のようなタイプの建築のほうが、文化財的な価値は大きいとする見方もあります。
上画像は向拝中央の欄間ですが、右下の木の下に猿をうまく彫り表している所がいいですね。
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さて、ガルパン大絵馬です。水戸藩28万4千石の儒教的精神文化の流れは、果たしてこの大絵馬を是とするや如何に?
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今回も絵馬奉納台に近寄って、絵馬の数々を見物しました。すぐに目についたのが、才谷屋龍一さんの絵馬でした。明朗快活な独特の画風はすぐに見分けがつきます。
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こちらは、ガルパンアニメのキャラクターデザインおよび総作画監督を務めた杉本功さんの絵馬です。今回初めて見つけましたが、絵馬そのものはずっと以前から掛けられていたようです。
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ご存知バリボーマンの作者の新しい絵馬です。「たえよ西住流」?「たたえよ西住流」ではないのですかね・・・。
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秋山優花里の声を演じた中上育実さんの絵馬です。イラストは秋山優花里をあらわしているのでしょうが、それよりも中上さん御本人に似ているような気がします。
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二基の絵馬奉納台と、ガルパン大絵馬とを一枚の写真におさめてみました。
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撮影していて気付いたのですが、ガルパン大絵馬は、こちらの絵馬奉納台の近くに設置した方が良かったのかもしれませんね。 (続く)